過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
1- 20
452: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:17:40.17 ID:4J9vHvBto
 一方通行の手が光線へ接触する直前、彼の体に異変が起こった。
 急速に力が抜け、全くいうことを聞かないのだ。
 もはやベクトルを操作することはままならず、浮力を持たない彼の体はすぐさま海底へと沈んでゆく。
 
一方通行「クソっ……たれ、がァ」
以下略



453: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:18:14.39 ID:4J9vHvBto
 フロストジャベリンが天へと掲げられる。
 
 一方通行は必死に相手の出る行動を考えていた。

 その切っ先で首を斬るつもりなのだろうか。
以下略



454: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:18:40.17 ID:4J9vHvBto
 だがそれは観念してレヴィアタンに身をゆだねたわけでも、
 わずかなエネルギーすら尽きてしまったわけでもない。

 彼は感じたのだ。
 そう遠くない場所から、海流を派手にかき乱してこちらに接近する、一つの存在を。
以下略



455: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:19:49.66 ID:4J9vHvBto
レヴィアタン「なっ!?」

 突如現れた潜水艦に虚を突かれ、槍を振り下ろさんとするレヴィアタンの手が一瞬止まった。
 その隙を逃さず、二人の間に飛び込んだそれは素早く腹部のアームで一方通行をつかみあげる。
 
以下略



456: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:20:19.38 ID:4J9vHvBto
一方通行「コルボー、オマエ……余計なことを」

 間一髪、潜水艦に助けられた一方通行は、
その内部で座席にもたれかかりながら、目に角を立ててコルボーに迫った。
 
以下略



457: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:21:03.38 ID:4J9vHvBto
一方通行「まったく、しつこいじゃじゃ馬だァ」

コルボー「感心してる場合ですか一方通行さん!!
     これじゃ追いつかれるのは時間の問題ですよ……
     は、早く何とかしてください、えーっと……風斬さん!!」
以下略



458: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:21:44.88 ID:4J9vHvBto
一方通行「ぎゃっは、コイツはいい。
      ご丁寧に奴をベースに招待して、レジスタンスは全滅ってわけかァ」

コルボー「全然よくありませんよ!!
     とにかく一旦どこかに隠れないと……」
以下略



459: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:22:54.56 ID:4J9vHvBto
レヴィアタン「もう逃がさない……最大出力で、あなたたちを貫いてあげる」

 一方通行らを乗せた潜水艦の後方。
 その姿がはっきりとらえられるか否かの、つかず離れずの距離をレヴィアタンは潜水していた。

以下略



460: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:23:20.84 ID:4J9vHvBto
一方通行「……充電完了、かァ」

 フロストジャベリンから一撃が放たれる直前、一方通行のバスターにもチャージが完了していた。
 痛いほどに光を放つそれを眼前に構え、彼は思う。

以下略



461: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:23:49.01 ID:4J9vHvBto
 そんな奴に、自分が負けてたまるものか。
 記憶はなくとも、体に刻み込まれた苦い敗北の数々。
 それが今の彼の強さを作っているのだから。

一方通行「次会うときゃァ、もっと自分の力を研究してくンだなァ」
以下略



462: ◆x8SZsmvOx6bP[saga sage]
2012/03/28(水) 18:24:14.36 ID:4J9vHvBto
 レヴィアタンは目を疑った。
 自らの放った最大出力であるはずの攻撃が発射直後にかき消されたのだ。
 
 そしてその代わりとばかりに、一直線に彼女へと向かう紅蓮の炎の筋。
 それを目の前にして、彼女になす術は何もなかった。
以下略



515Res/385.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice