69: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:34:48.96 ID:YSX7FtLEo
「あの車って……」さやかがそう言いかけた瞬間、
「……!」
車からどす黒い泥のようなものが溢れだす。
70: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:37:16.27 ID:YSX7FtLEo
「ちょっと待って、ふざけないでよ。あれがマミさんっていうの?」さやかも動揺して
いる。
《むしろマミは幸せだと思うよ》
71: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:40:23.11 ID:YSX7FtLEo
とりあえず、さやかとイチローとのやりとりは見なかったことにして、まどかはほむらに言う。
「ほむらちゃん、助けてくれてありがとう。それで、あの魔女は……」
「彼女は、巴マミね」
72: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:42:52.74 ID:YSX7FtLEo
「イチロー、あの魔女は私にやらせて」
「どうして?」
「魔法少女のけじめは、魔法少女がつける」
73: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:45:22.64 ID:YSX7FtLEo
そう言うと、ほむらは腕についた円盤からバットを取り出す。
バットを受け取ったイチローは、魔女の待ち受ける空間の中心部へと向かった。
一瞬放たれる黒い霧、それと同時に複数の黄色いリボンがイチローの手足に絡まった。
74: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:49:23.88 ID:YSX7FtLEo
「きゃっ」
あまりの眩しさにまどかは目をつぶってしまった。
75: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:51:51.96 ID:YSX7FtLEo
*
「……っか」
76: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:57:01.20 ID:YSX7FtLEo
見覚えがある。これはマミがかつて見せてくれた彼女のソウルジェムだ。
『こんな姿で、ごめんなさいね』
マミの声が聞こえてきた。それも耳からではなく、頭に直接話しかけられる感覚。
77: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 21:00:41.50 ID:YSX7FtLEo
『役に立つとか立たないとかの問題じゃないわ。あなたたちの存在は、私にとって大事なものなの。
一年前の交通事故で死ぬ運命だった私には、贅沢過ぎるほどよ』
「本当ですか?」
78: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 21:03:53.85 ID:YSX7FtLEo
*
《まったく、わけがわからないよ》
79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/11(月) 21:17:30.57 ID:g+G1WYcIO
乙っちまどまど
マミさん……
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