過去ログ - さやか「さやかちゃんイージーモード」
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2011/04/17(日) 16:49:18.51 ID:CxPl+XYro
衝撃と耳鳴り、次いで痛みだった。 平手打ちを食らったのだ。
美樹さやかは痛む頬を押さえて、同棲相手である上条恭介を見上げた。
「これっぽっちじゃ足りないじゃないか」
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2011/04/17(日) 16:50:17.60 ID:CxPl+XYro
どうでもいい理由。その言葉を反芻して、恭介は我に帰ったように自分の態度を取り繕った。
「さやか、酷いことしてごめんね。ちょっと気が立っていて…やっぱり僕はあのクスリが無いとダメなんだ…」
「分かってる。 恭介は、立派な音楽家になるんだもんね。 そのためなら、あたしも頑張っちゃうんだから!」
以下略
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2011/04/17(日) 16:51:05.14 ID:CxPl+XYro
何でもいい、そういったときにさやかが作る夕食のパターンを脳内に羅列してみて、
オムライスなんか作りやがったらまた殴ってやろう、恭介はそう思った。
このアパートは古くて狭い。玄関と部屋の隅に居る二人が、何の苦も無くコミュニケーションを取れるくらいの広さだ。
さやかはこの狭い空間に恭介と居る時間が好きだったが、恭介はさやかが居ると煩わしいと感じることが多い。
以下略
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2011/04/17(日) 16:51:38.02 ID:CxPl+XYro
アパートの階段を降りる。足音は金属音。
錆びて老朽化した足元に、さやかは時々不安を感じる。足元を見て、崩れはしないか、と思いながら下っていく。
漸く下りきった、と思ったとき、さやかの体が柔らかい何かにぶつかった。
以下略
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2011/04/17(日) 16:52:37.77 ID:CxPl+XYro
「あたしがしっかりしないと、恭介が夢を追うことが出来なくなるんだ…」
そう自分に言い聞かせ、さやかは走った。
恭介は、不幸な男だった。
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2011/04/17(日) 16:54:01.94 ID:CxPl+XYro
―ある日、バイトから帰ってくると、恭介の様子がおかしくなっていた。彼は天井を見て、よだれを垂らしながらなにやら呟いていた。
『大きな星が、点いたり消えたりしている…アハハハ…大きい!
彗星かな?いや違う、違うな…彗星はもっと、バァーって、動くもんな!』
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2011/04/17(日) 16:55:46.64 ID:CxPl+XYro
恭介は体を痙攣させながら三日間眠り続け、起きた後クスリを捨てたさやかを責めた後殴りつけた。
恭介に殴られたのはこの時が初めてだった。そして翌日恭介はまた同じクスリを買ってきた。
今度は少しずつ飲むように言われたらしく、恭介は一日6錠までだよ、そう言って笑い、クスリが効いている分には平和な生活が戻ってきた。
以下略
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2011/04/17(日) 17:20:59.00 ID:MHj4gwI60
マミリーマート!?
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2011/04/17(日) 17:40:42.56 ID:CxPl+XYro
「美樹さん、遅かったじゃない」
バイト先の頼れる先輩、巴マミに叱責されて、さやかはすみません、マミさん。と、力なく項垂れて謝罪した。
最悪のスタートだ。普段は遅刻しても、マミはあまり部下を叱りつける方ではない。
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2011/04/17(日) 17:41:26.11 ID:CxPl+XYro
「すみません。私のせいで…」
「美樹さやかの勤務態度は、いつもこんな風なのかい?」
マミが、いいえ…と言いかけたとき、さやかは割りこむように、
以下略
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2011/04/17(日) 17:42:18.27 ID:CxPl+XYro
「この街に来るのは、これで二度目か…三度目は無いと思わなきゃな」
杏子は、越してきたばかりのアパートの一室に座り込んで見滝原の地図を広げ、ポテトチップスを食いながらそれに見入っていた。
「立地条件としては、第一にここ、そしてここ…後はここだな。後は現地偵察するしかねえか」
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