過去ログ - 奈々子「高須君の彼女なんだよ。」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:30:33.95 ID:wcwGkRoho
「もう最悪よ・・・」
そう隣にいた親友がぼやいた。
無理もない。
憧れの北村君と同じクラスになれたと舞いあがっていた矢先に
掲示板に二つの名前を見つけてしまったのだから。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:31:20.37 ID:wcwGkRoho
「北村・・・。空気読め」
 
北村君の声を聞いて掃除ロッカーの陰からのそのそと高須竜児が出てくる。

「・・・」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:31:46.77 ID:wcwGkRoho
目的地についた私たちは
私と高須君、北村君と麻耶が向かい合うように座り、それぞれ飲み物を注文した。

「まるおって、その、た、高須君と仲がいいんだねっ」

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:32:14.20 ID:wcwGkRoho
奈々子「それで高須君ったらね、冬休みずっと掃除してばっかだったんだってぇ」
麻耶 『・・・』
今私はお風呂からあがり麻耶と今日のことで電話をしていた。

「麻耶ー、聞いてる?」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:32:56.51 ID:wcwGkRoho
(うぅ、やばいわ・・・。高須君のことばっかり考えててあんまり眠れなかったわ。)

いつもよりちょっとだけ長めに朝風呂にはいり
いつもよりちょっとだけ気合を入れた化粧をして
いつもよりちょっとだけ早く家を出た奈々子はまだ寒さの残る初春の通学路を歩いていた。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:33:49.09 ID:wcwGkRoho
「ごめん、ごめん。もうそんなに怒らなくてもいいじゃん。
 こりゃ奈々子が思ってる以上に重症かもね。」
 

気がつけば学校はもうすぐだった。もうすぐ彼に会えると思うと自然と足取りは軽くなる。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:34:15.63 ID:wcwGkRoho
「なんか悪いな香椎・・・。また教室でな。」

「う、うん、大丈夫。じゃあね高須君。」

そういうと彼らはまた騒ぎながら校門の中へと消えていった。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:34:48.43 ID:wcwGkRoho
私たちが声をかけると北村君は笑って椅子をもってきてくれた。
すかさず麻耶は北村君の、あたしは高須君の隣の席を確保している。
おたがい目的が明確だと行動も早くなるものだ。

「お、おお。香椎か。朝はなんだか見苦しいとこ見せちゃってすまんな。」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:35:24.28 ID:wcwGkRoho
一方・・
高須竜児16歳は一瞬なにを言われているのか理解できなかった。
今まで落としたハンカチを拾ってあげれば連続強姦魔に間違われ警官隊に囲まれ
電車で席を譲ろうとすれば泣き崩れられ大問題に
そんな俺にこの子は何と?
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:35:54.64 ID:wcwGkRoho
(も、もう。急になにをいいだすのかしら・・・///)

高須君と料理の話で盛り上がることには成功したのだが
いきなり手を握られ嬉しいやら恥ずかしいやら、ただ赤面するしかない奈々子。
ふと麻耶のほうを見ると、ニヤニヤしながら机の影でガッツポーズなんかしている。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:36:23.47 ID:wcwGkRoho
きーんこーんかーんこーん

待ちに待った放課後が訪れ、奈々子は竜児のもとへと向かった。

「高須君っ!早く行きましょ。」
以下略



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