過去ログ - あの日見た「とある魔術」を僕達はまだ知らない
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analyst
2011/05/29(日) 04:41:23.12 ID:kUqYGWI10
不良達の姿が見えなくなってから、上条は走るのを止めて歩き出した。
イン「ねえねえ、みことの家はこっちじゃあないんだよ?」
上条「…ちっ。ついでに散歩だよ。」
上条は痛いところを突かれ、苦し紛れに切り返した。
以下略
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analyst
2011/05/29(日) 04:42:27.22 ID:kUqYGWI10
辺りはもう日が暮れそうになっていた。
線路沿いまで来た上条は歩みを止め、眼鏡を外した。
イン「ぱーっちん!」
銀髪の少女は線路沿いに咲いている名もわからない黄色い花を摘み匂いを嗅いでいる。
以下略
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analyst
2011/05/29(日) 04:43:04.08 ID:kUqYGWI10
今でも思い出したくない悪しき記憶。
上条は無意識に銀髪の少女をキャッチするようにアスファルトにダイブした。
上条「うわああああああああああああああああああああああ!」
叫び声が辺りに響く。
以下略
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analyst
2011/05/29(日) 04:43:59.48 ID:kUqYGWI10
白い髪の少年はの名は一方通行(ひとかたみちゆき)。
学園都市第一位。
通称アクセラレータ。
彼の能力名だ。
熱量、運動量、電気量。
以下略
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analyst
2011/05/29(日) 04:45:17.90 ID:kUqYGWI10
〜〜
とある女子寮の一室。
年頃の女の子の部屋は雑誌やコスメ、下着が散乱していた。
御坂「…んっ」
以下略
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analyst
2011/05/29(日) 04:46:51.13 ID:kUqYGWI10
麦野「ほら、さっさと手を出して」
上条「あ、ああ。え、えっと」
麦野の差しのべた左手を上条がつかんで起き上った。
なんとも言えない気まずい空気が流れる。
以下略
38
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analyst
2011/05/29(日) 04:47:49.11 ID:kUqYGWI10
その表情を見て焦った上条は慌てて彼らに弁解した。
上条「あ、いやインデックスが…」
一方通行が先ほどとは異なる怒気を孕んだ低い声で上条に質問した。
一方「インデックスだァ?どういうことだよォ?」
以下略
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analyst
2011/05/29(日) 04:48:49.14 ID:kUqYGWI10
上条の後ろ姿を見つめながら、麦野は呟いた。
麦野「あーあ。なーに熱くなんてんだか。インデックスのことになるとさ、人が変わるのってアンタも同じじゃないかにゃーん?一方クぅーン?」
一方「うるせェ…」
反論できない一方通行は歩き出す。
以下略
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analyst
2011/05/29(日) 04:50:10.63 ID:kUqYGWI10
上条は街を全力疾走している。
いくつか赤信号を突っ切り、いつのまにか公園に来ていた。
スタミナが切れたのか上条はその場でへたり込む。
上条「っ、はぁはぁ…、これで。よく分かっただろ?」
以下略
41
:
analyst
2011/05/29(日) 04:50:38.43 ID:kUqYGWI10
自宅に帰ってきた上条は、玄関に仰向けに倒れこんだ。
疲れがどっときた。
…ああ、あの頃はこんなんじゃなかった。
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