過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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2011/06/26(日) 10:15:03.28 ID:iNmol0qk0
三人は部屋に戻り、律がインターホンに出る。
『あ、え、えっと、律さんと澪さんのお宅ですか?』
たどたどしい感じの女性の声が聞こえ、再び澪は安堵した。
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2011/06/26(日) 10:16:53.43 ID:iNmol0qk0
四人は音楽という共通の趣味があることから意気投合し、初対面とは思えないほど会話が弾む。
その姿はさながら普通の女子高生であり、人殺しの集団には見えない。
しばらく談笑していると、律の携帯が鳴った。ディスプレイにはまた『電話の女』と表示されている。
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2011/06/26(日) 10:18:41.42 ID:iNmol0qk0
一般人、という言葉に澪は思わず、
「一般人だって…!? 殺せって言うんですか!?」
と声をあげる。今まで散々、裏社会の人間を殺してきたとはいえ、一般人に手を出したことはなかった。
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2011/06/26(日) 10:21:40.35 ID:iNmol0qk0
携帯電話をたたむと、律はさっそくある提案をする。
「ふふ〜ん……さーて、せっかくだしみんなで合わせるか?
って言いたいところだけど、この部屋じゃさすがに四人で演奏するのは狭いな……アンプも足りないし。
面倒だけどスタジオ借りにいくか〜」
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2011/06/26(日) 10:22:57.67 ID:iNmol0qk0
紬の電話の相手は家の使用人なのだろうか、ときおり紬から命令形の言葉が飛び出す。
澪の予想通り、紬はお金持ちの家の娘のようだ。
紬が電話をしているのを見ながら律はふと疑問を口にする。
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2011/06/26(日) 10:25:07.41 ID:iNmol0qk0
第八学区のとある高級住宅街にて。
一同は紬の所有する一軒家を訪れていた。
「高級マンションどころか、一軒家だなんて……」
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2011/06/26(日) 10:26:21.38 ID:iNmol0qk0
それからしばらく、四人は澪が適当に持ってきた譜面をかじりながら軽くセッションをして過ごした。
その後、冷蔵庫に入っていた豪華な食材を使ってみんなで夕食を作り、今は食べ終えて居間でくつろいでいるところである。
「いや〜、極楽だねえ……わたしここに住みたいよ、ムギちゃん」
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2011/06/26(日) 10:29:38.22 ID:iNmol0qk0
#2 初陣!
「……う、い……」
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2011/06/26(日) 10:30:33.19 ID:iNmol0qk0
支度を終え、居間に一同が集合しくつろいでいると、タイミングよく律の携帯が鳴った。
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2011/06/26(日) 10:32:04.61 ID:iNmol0qk0
電話が切られる。
「どうする、律? 手分けするか?」
「ん〜……高位の能力者もいるみたいだし、とりあえずまとまっていくか。
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2011/06/26(日) 10:34:03.18 ID:iNmol0qk0
まず一同は、三つの反抗組織のアジトから当たることにした。
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