過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:01:49.70 ID:iNmol0qk0
「どうする、律!? これ以上人に見られたら……」

「それはやばいな。収拾つかなくなる……くそっ! レベル5を速攻で倒せってか!?」

「いいえ、見られる前に向こうの二人を倒しましょう! 今、あそこのコンテナの裏を走っているわ!」
以下略



176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:02:37.65 ID:iNmol0qk0
「「憂!」」

その言葉を聞き、憂は後方へとジャンプして二人と合流する。和は唯の姿を、純は梓の姿を見つけ、驚きの声を上げる。

「唯……ほんとに唯なのね!?」
以下略



177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:04:50.78 ID:iNmol0qk0
和はすぐさま携帯電話を取り出す。
和のつけている腕章を見た律は、風紀委員の応援を呼ぼうとしていると判断した。

「まずい、梓、やれ! 電話させるな!」

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178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:06:53.64 ID:iNmol0qk0
「うわ、すご……何今の。くらってたらヤバかったよ」

純は澪の能力の威力に驚くが、和は冷静に電話を続け、応援の要請を終了する。

「……じきに風紀委員が来るわ。警備員もね。
以下略



179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:07:34.51 ID:iNmol0qk0
万事休すの状況だが、紬だけはまだ希望を失っていなかった。
念話能力を発動し、律と澪にだけ作戦を伝える。

(りっちゃん、澪ちゃん、聞いて)

以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:09:56.72 ID:iNmol0qk0
「よっしゃ、逃げるぞ澪!」

テレパシーでの会議が終わるや否や、律は澪を抱えて高速で逃げ出そうとする。
しかし、憂がすぐさま律を上回るスピードで移動し、回り込まれてしまった。

以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:11:31.08 ID:iNmol0qk0
「よし、今だ!」

視界が悪くなった隙を突き、律は苦痛に耐えながらも澪を抱え、もくもくとたちこめる粉塵を回り込むように走り出す。

(ダメよ……! 視界を遮っても、第六位は『自分だけの現実』の位置を察知できるはず。なんとかして阻止しなきゃ!)
以下略



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:13:12.71 ID:iNmol0qk0
「……何をたくらんでいるんですか、Mugiさん?」

憂の言葉に紬は答えず、ただ静かに立っているのみ。

「そこをどいてください……お姉ちゃんも、梓ちゃんも、戻ってきてよ!」
以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:14:52.38 ID:iNmol0qk0
「……っ! 逃がさない!」

「そうはさせないわ!」

紬が地形操作で壁を作り、進路を塞ぐ。
以下略



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:16:51.84 ID:iNmol0qk0
紬は念動力で瓦礫を操り、憂へと投げつける。
しかし憂はすぐに梓の能力に切り替えると、磁力を操って周囲の金属製のコンテナへと飛び移り、避けた。
コンテナからコンテナへと飛び移りながら、紬の作り出した壁を乗り越え、梓が範囲外に出ないように前方へ進んでいく。

「さすがレベル5ね。でも行かせないわ!」
以下略



185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:17:55.22 ID:iNmol0qk0
(お願い……間に合って!)

「そろそろかしら……あなたの負けよ、憂ちゃん」

梓が範囲外に出るのに合わせ、紬がとどめの一撃を放とうとキーボードに手をかける。
以下略



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