過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:08:04.58 ID:iNmol0qk0
レッドの炎が紬に向けて放たれると同時に、紬はキーボードを素早く弾く。
不思議な音が鳴り、突如、壁際にあった水道の蛇口及び排水溝から水が噴き出す。
その水は意思を持ったように空中を移動し、レッドの炎を直撃して消し去った。

「なにぃっ、水流操作だと!?」
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:08:45.56 ID:iNmol0qk0
「くそっ、どこに隠れた!?」

「うふふ、こちらからもいきますよ?」

その言葉とともに、レッドの正面に突如紬が現れる。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:09:31.31 ID:iNmol0qk0
息ひとつ切らさない紬が三人のもとへと帰ってくる。
律と澪はまだぽかんとしていた。唯だけが目をキラキラと輝かせている。

「ムギちゃん、すごいよ! かっこよかったよ!」

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2011/06/26(日) 11:10:51.74 ID:iNmol0qk0
一同は『ユニゾン』の第二のアジトとなる第七学区のとある高層マンションへと到着した。
ジムや温水プール、レストラン、音楽スタジオなど、あらゆる設備が備わっている高級マンションであるが、
紬の多才能力のことで頭がいっぱいの一同はそれに感動する気分でもなく、
館内のコンビニで買った昼食を持って、寄り道することなく紬の所有する部屋へと入る。

以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:11:38.11 ID:iNmol0qk0
「――私は、魔術サイドのスパイなの!」

「「「……え?」」」

突然の告白に、三人はぽかんとした表情を浮かべる。
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:13:07.12 ID:iNmol0qk0
ばらくして紬が落ち着き、説明が再開する。

「それで……魔術サイドの最も大きな勢力は十字教だけど、その他の宗教や神話に基づく少数勢力もたくさんあって、
互いに警戒、牽制し合っているわ。私の父が経営する琴吹グループは、そのうちの一つ」

以下略



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2011/06/26(日) 11:14:31.59 ID:iNmol0qk0
「うちの勢力は十字教に比べればかなり小さいほうだから、秘密を知られても影響力は少ない、と思われてるのかも」

「なるほどな……で、それと多才能力がどうつながんだ?」

「学園都市は、魔術を使えなくするようなフィールドを展開する技術を開発しているらしいの。
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:16:49.63 ID:iNmol0qk0




最後のターゲットは、今回の騒動の発端となった、機密情報をばら撒いた暗部崩れの男である。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:18:06.97 ID:iNmol0qk0
唯の姿に気づいた男が振り返る。

「ん? ……ほう、こいつはおもしれえな。まさかお前が俺の始末に来るとは。久しぶりだなあ、平沢?」

「……なんで生きてるの」
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:19:13.16 ID:iNmol0qk0
唯がギターを思いっきりかき鳴らし、無数の真っ黒なエネルギー弾が発射される。
しかし、男は自らの体を念動力で操り、空中浮遊して難なく避けた。

「知ったことかよ。どのみち、あのとき俺が暗部に引き込んでなければお前は死んでいたはずだ。
お前こそ、いつまで上層部の犬をやってるんだ?
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:20:14.82 ID:iNmol0qk0
両者決め手のない戦闘を眺めながら、律はあることに気づく。

「さっきから平沢、平沢って、唯の苗字か? ということは唯のフルネームは平沢唯……なーんかどっかで聞いたことあるような」

「「!!」」
以下略



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