過去ログ - 杏子「あたしの恋はベリーハード」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]
2011/06/30(木) 20:26:42.16 ID:pd9i2CU5o
魔法なんてどこにもなくて、変態がいて、働いて、時には笑い、時には泣く。そんなどこにでもある日常。
株式会社サークル杏クウカイ社長、佐倉杏子は、
秘書見習いである美樹さやかとすれ違いばかりの切ない同棲生活をしながら、そんな日常を多忙に過ごす一人。
今回、彼女はレズ友達の暁美ほむらに誘われ、休暇を利用して、海の見えるプール付きのホテルでバカンスを楽しんでいる真っ最中。
そこで語られる、ほむらの過去とは…。
それは、彼女の想像を絶するハードな恋――
そして、新たな変態物語の始まり――
※これは架空の物語である。
過去、あるいは現在において、たまたま実在する団体、アニメキャラ、出来事と類似していても、それは偶然に過ぎない。
※この作品はクズ変態系ドス黒SS、さやか「さやかちゃんイージーモード」
ex14.vip2ch.com
と併せてお楽しみください。
※18さいみまんのおきゃくさまはほごしゃのかたといっしょにおよみください。
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:27:35.12 ID:pd9i2CU5o
プロローグ プールサイド
「不満そうね。 怖い顔だわ」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:28:15.65 ID:pd9i2CU5o
今まで胸に鬱積してきたもろもろに、それをほむらに気取られているという事実が沁み渡り、
胸のつかえが震え出すのを感じた杏子は、それを何とか沈めようと冷えたソフトドリンクを胃袋に流し込み続けた。
「あなた、まだ美樹さやかを自分の掌握下に置くことが出来ていないのね」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/06/30(木) 20:28:29.78 ID:npPmvqqY0
ふぇぇ・・・ままといっちょにみるのぉ
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:28:55.52 ID:pd9i2CU5o
ストローを止めると、少し遅れて氷の触れ合う音も止んだ。 それを確認し、ほむらはほんの一口、ドリンクを吸った。
グラスの中の液面が僅かに下がる。
「まどかは完全に私のものだから」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:29:31.28 ID:pd9i2CU5o
「聞きたい?」
杏子が視線を横に向け直すと、ストローがドリンクに染まり、グラスの液面がまた少し、下がるのが見えた。
「ああ、聞きたいね」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:31:16.84 ID:pd9i2CU5o
第一章 転入
「あ、あの…あ、暁美…ほ、ほむらです…その、ええと…どうか、よろしく、お願いします」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:31:53.59 ID:pd9i2CU5o
「暁美さん?」
物珍しさに取り付かれた、クラスメート達の質問攻めをストップさせたその声の方に振り返ると、
優しそうな表情をたたえた女生徒がほむらに微笑みかけていた。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:32:33.51 ID:pd9i2CU5o
「ごめんね。 みんな悪気は無いんだけど、転校生なんて珍しいから、ハシャイジャッテ!」
「いえ、その…ありがとうございます…」
そう言った後で、折角話しかけてくれたのに会話としてそれを発展させることが出来ない自分をほむらは更に嫌悪した。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:33:13.08 ID:pd9i2CU5o
ほむらは、まどかが自分の事を下の名前で呼ぼうとしているのだと知り、少し気持ちが陰った。
そんな自分の内面は他人の好意を無下にしているようで、更に罪悪感が積もってくる。
「私、その…あんまり名前で呼ばれたことって、無くて…すごく、変な名前だし…」
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