過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
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◆nW2JZrx2Lo
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2012/04/04(水) 03:06:35.68 ID:KuXo2uTOo
「何……?」
「ふむ。どうやら、"ミサカたち"のメッセージは軽視されたようですね。
"本来の目的のついで"であったとはいえ、少しだけ傷つきました」
以下略
944
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:08:14.37 ID:KuXo2uTOo
発狂しなかったのが奇跡だと思った。
それほどまでの衝撃が彼を襲った。
目の前にいる少女は。
以下略
945
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:09:18.41 ID:KuXo2uTOo
自らの首元から戦闘服のジッパーを下腹部まで引き下ろし、その隙間から柔らかな乳房が覗く。
その膨らみと膨らみの間からすべすべとした腹部にかけてうっすらと見えるのは、痛ましい手術痕。
傷痕を撫で、『リプロデュース』は妖艶に微笑んだ。
以下略
946
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:11:44.93 ID:KuXo2uTOo
揺れる一方通行に向けて、『リプロデュース』が突進する。
反射的に回避しようと身体を反らすも、そこはやはり彼女の方が上手。
のけ反った一方通行の顔面に向けて、思い切り肘を突き込んだ。
以下略
947
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:13:35.15 ID:KuXo2uTOo
「そうまでして死にたくないともがき続けますか、一方通行。今のあなたはとても醜い」
「……なンとでも、ほざきやがれ」
以下略
948
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:14:09.26 ID:KuXo2uTOo
第7学区・冥土帰しの病院。
「──やっぱり、行くのかい?」
以下略
949
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:15:07.17 ID:KuXo2uTOo
美琴には自分たちを見なかったことにすることも、見捨てることもできた。
にも関わらず、彼女は身を削り、心を砕きながらも自分たちのために戦ってくれた。
ならば、今度は自分たちが美琴のために戦う時だ。
以下略
950
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:16:31.14 ID:KuXo2uTOo
第7学区・ファミリーサイド。
教職員用に建てられた4LDKマンションの一室で、少女がまんじりともせずにベッドの中をごろごろと転がっている。
横になっているにも関わらずその頭頂部にはいわゆるアホ毛がピンと立ち、時折着信を受けた携帯電話のごとく震える。
以下略
951
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:17:47.17 ID:KuXo2uTOo
意を決して廊下を突っ切り、リビングへと向かう。目的は固定電話だ。
打ち止め自身が持っている携帯電話はあらかじめ登録された数件の電話番号・アドレスとしか通信できない子供用のものだ。
これから電話をかけようとする相手は登録されていないため、固定電話を借りるしかない。
以下略
952
:
◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 03:19:38.70 ID:KuXo2uTOo
階層不明・通路。
ハイヒールが床を叩く硬質な音と共に、テレスティーナ=木原=ライフラインは通路を行く。
その背後に従うのは1人の少女。
以下略
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