7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:46:05.57 ID:NzZfbvjxo
1年前、病院であずにゃんは亡くなる直前に私達の前でこう言った。
〜〜〜〜 回想 病院にて
梓『泣かないで唯……私、来年の雨の季節になったら必ずまた戻ってくるから』
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2011/07/03(日) 20:46:45.60 ID:NzZfbvjxo
―― 竹達司法書士事務所
私は町外れの小さい司法書士事務所で事務雑用で働いている。
唯「おはよーございまーす!」
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2011/07/03(日) 20:47:34.00 ID:NzZfbvjxo
――
澪「――うん、ここはそうやって……こうした方が早いし楽だと思う」
唯「ふむふむ……なるほど、確かにそうした方がよさそうだね」
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2011/07/03(日) 20:48:35.00 ID:NzZfbvjxo
澪「なんだか嬉しそうだな唯。やっぱり信じているんだあの事」
唯「うん!そりゃあありえない話だと思うけどさ、やっぱり心のどこかで期待しちゃうんだよね」
澪「ところでさ……」
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2011/07/03(日) 20:49:00.80 ID:NzZfbvjxo
その日の夕方 平沢家(実家)
純「やっほー、憂いるー?」
憂「いらっしゃい純ちゃん。あがってあがってー」
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2011/07/03(日) 20:49:42.87 ID:NzZfbvjxo
―― 同時刻 ファミレス
この日は軽音部のみんなとここで待ち合わせしてお話をすることになっている。
私と澪ちゃんは仕事を上がると一緒に待ち合わせ場所のこのお店へ行って、そこでりっちゃんとムギちゃんと合流した。
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2011/07/03(日) 20:50:15.76 ID:NzZfbvjxo
―― その夜
この日も憂は私のとこに来て家事を手伝ってくれていた。
自分の時間をわざわざ割いて来ているのに満面の笑顔を浮かべて嫌な顔1つしないで接してくれているその姿が正直見ていていたたまれない。
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2011/07/03(日) 20:50:53.13 ID:NzZfbvjxo
―― 土曜日!
唯「うっわぁー……すごい人の数だねぇ」
憂「うん、前来た時よりも混んでるよね」
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2011/07/03(日) 20:51:23.04 ID:NzZfbvjxo
私達はこうしてしばらくの間色んな夜店を見て回った。
その間も私の眩暈と動悸はどんどん酷さを増していってる。
ずっと誤魔化してたけど……さすがにもう限界かも……
いや、誘った手前こんなとこでみんなに迷惑なんてかけれないよ!
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2011/07/03(日) 20:51:53.48 ID:NzZfbvjxo
こうして私はベンチに座って気分を落ち着かせ……ようとしたけどやっぱり無理だよ……
眩暈はますます酷くなって、まるで洗濯機に放り込まれて散々回された後のように視界がグルグルと回って止まらない……とにかくマトモにいられない状態だ。
唯(少しでも人の少ない場所に行こう……ここじゃ休まらないよ。りっちゃん達には後で連絡しとこっと)
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