過去ログ - まどか「わたしが、わたしたちが、魔法少女だ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]
2011/07/23(土) 02:24:09.99 ID:+pXJlzD1o
乙っちまどまど!
待ってるよ
42
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[saga sage]
2011/07/24(日) 23:27:06.05 ID:JXqXn8wg0
>>40
全体的にインフレしてます
ありがとう。フォワードはさっき立ち読みしてきましたあいりちゃんマジあいり
以下略
43
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[saga sage]
2011/07/25(月) 00:06:15.27 ID:Q1HPZ14X0
帰宅すると、母親が泣き付いてきた。戸惑うさやかに嗚咽を漏らしながら父親が叱責する。学校で起きた異常事態で行方不明になっていた娘。さやかは得心すると、母親を宥め、自室に入った。正直、それどころではないのだ。
暗澹とした室内。暗闇の中、ベッドに横たわってオーディオを起動させて音楽を流す。気分が落ち込む時はいつもこうする。幼馴染の演奏を聞くのが、一番心休まるのだ。
穏やかな反芻の中、携帯電話が容喙をしてきた。郷愁に浸りたい欲求と他人と交流したいという欲求がひしめきながらディスプレイを観る。相手はほむらだった。そういえば、ほむらが自分に電話を掛けてきたのは初めてだ。内容は魔法少女のそれだろうけれど、それでもその事態がなんだか嬉しくて、心を弾ませて電話に出た。虚勢を張るさやかに対し、ほむらは神妙だ。しかし、たださやかの安否を確認したというだけで、無粋な穿鑿はしてこなかった。それがさやかにとって尚の事、嬉しかった。
出る時とは対し横溢した元気を振るって別辞を交わし、さやかはほむらとの通話を切った。携帯電話を枕元に放り。嘆息する。
以下略
44
:
修正
[saga sage]
2011/07/25(月) 11:52:25.31 ID:Q1HPZ14X0
帰宅すると、母親が泣き付いてきた。戸惑うさやかに嗚咽を漏らしながら父親が叱責する。学校で起きた異常事態で行方不明になっていた娘。さやかは得心すると、母親を宥め、自室に入った。正直、それどころではないのだ。
暗澹とした室内。暗闇の中、ベッドに横たわってオーディオを起動させて音楽を流す。気分が落ち込む時はいつもこうする。幼馴染の演奏を聞くのが、一番心休まるのだ。
穏やかな反芻の中、携帯電話が容喙をしてきた。郷愁に浸りたい欲求と他人と交流したいという欲求がひしめきながらディスプレイを観る。相手はほむらだった。そういえば、ほむらが自分に電話を掛けてきたのは初めてだ。内容は魔法少女のそれだろうけれど、それでもその事態がなんだか嬉しくて、心を弾ませて電話に出た。虚勢を張るさやかに対し、ほむらは神妙だ。しかし、たださやかの安否を確認したというだけで、無粋な穿鑿はしてこなかった。それがさやかにとって尚の事、嬉しかった。
出る時とは対し横溢した元気を振るって別辞を交わし、さやかはほむらとの通話を切った。携帯電話を枕元に放り。嘆息する。
以下略
45
:
修正
[saga sage]
2011/07/25(月) 12:31:11.36 ID:Q1HPZ14X0
ほむら「今日、学校休みですって」
まどか「そうか」
ほむら「・・・・・・どうする?マミを呼んで、トランザムの研究でもしましょうか?それとも、何処かに遊びにでも――」
以下略
46
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[saga sage]
2011/07/25(月) 13:09:22.44 ID:Q1HPZ14X0
さやかは結局一人で街を徘徊していた。ほむら、まどかは魔法少云々。仁美は習い事かんぬん。他の友人たちとはどうにも腹を割って話せないから、こう憂鬱な時にまで一緒に居たくはないようだ。先ほども何人かに会い、途中まで交流していたが、結局途中で抜けてばかりとなった。
さやか「ちぇっ・・・・・・なんだよ皆。折角の休みだっていうのにさっ」
かと言って責める気にもなれない。仁美はもとよりだが、ほむらがこれまでどれだけの苦境の中で苦しみ続けてきたのかを知っているからだ。だけど、だからこそあんなことが在った次の日には日常に回帰すべきだとさやかは思うのだが・・・・・・しかしそんなことを考えていると、自分が既に日常から逸脱した存在だとどうしても心に彫られる――思考を止めた。妄想までもが、席巻してきたからだ。・・・・・・汗が噴き、立ち眩みがした・・・・・・地面を踏んでいる心地が、しばらくしなかった。
以下略
47
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[saga sage]
2011/07/25(月) 15:18:31.08 ID:Q1HPZ14X0
終わります
48
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]
2011/07/25(月) 16:49:08.19 ID:VAlo6iVBo
お疲れ様です!
今のところかずみキャラがメインで出てるのはここくらいかしら
頑張れパイオニア
49
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2011/07/25(月) 17:07:04.71 ID:/8KUpLiIO
乙っちまどまど!
50
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[saga sage]
2011/07/26(火) 00:01:43.27 ID:mgFu9zsV0
かずみ「まだかなぁ〜まだかなぁ〜♪」
体を弾ませてオーダーを待つかずみは年端いかない童女のように見える。そういえば彼女の年齢を聞いていなかった。幼い顔立ち、小さな身長からさやかよりも年少に見えるけれど、それなら親友のまどかだってかずみに負けていないくらい幼い。さやかは彼女に年齢を訊ねた。自分と同じだと言われても、さやかは驚かず、達観してその事実を呑み込んだ。かずみの方にも別段驚愕はない。というよりも、彼女の関心はバケツパフェ唯一つに根こそぎ奪われているのだろう。なんて天心爛漫なんだ――さやかはかずみに合わせて振動するアホ毛を見ながら、小さく笑った。かずみはそれに気が付いていない。
かずみ「いっただっきまーすっ!!」
以下略
51
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[saga sage]
2011/07/26(火) 00:18:35.03 ID:mgFu9zsV0
かずみ「此処が見滝原のデパート・・・・・・あすなろとは全然違うね!」
さやか「まぁ、そりゃそうでしょ」
かずみの素っ頓狂な発言にさやかは苦笑した。さやかははしゃぐかずみを見て一息吐く。良かった、此処に連れて来たのは正解だった。・・・・・・今の彼女は、魔法少女狩りをその手で殺すとのたまった暴徒と同じとは思えない。ただの子どもだ。――隙は突ける。
以下略
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