過去ログ - 紬「はみんぐばーど」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 18:56:40.71 ID:PNdIIEYCo
 ……………

 時間は過ぎ、私のピアノの演奏が始まるまで、あと30分。

 きっと、さぞ暖かい拍手で迎えられるだろう。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 18:57:12.78 ID:PNdIIEYCo
 窓に映る空、そんな空を優雅に飛びまわる様々な鳥。

 外の世界を眺め、その大きな世界に想いを寄せる小鳥。


以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 18:57:42.87 ID:PNdIIEYCo
紬の部屋

紬「…ふぅ……」

 パーティーも終わりを告げた夜中、着替えとシャワーを済ませた私はベッドで横になっていた。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 18:58:14.84 ID:PNdIIEYCo
紬「………本当の私…か」

 本当の私ってなんだろう。

 綺麗なドレスを着て、社長令嬢として振舞うのが私?
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 18:59:25.24 ID:PNdIIEYCo
紬「………はい」

紬母「紬、まだ、起きてるかしら?」

 声の主は、母だった。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 19:00:48.40 ID:PNdIIEYCo
 ……この家で私の事を理解してくれるのは…おそらくは母と斎藤だけだろう。

 でも、いくら私の気持ちは理解してくれたとしても、それでも2人は琴吹の人間。

 斎藤は主である父の為にその身を尽くすのは当然だし。 母も、琴吹家の主である父の支えとなるのは当然のことだ。
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 19:01:27.72 ID:PNdIIEYCo
紬「いいえ、斎藤のおかげで私は何ともなかったですし、大丈夫ですよ」

紬母「………紬、苦労をかけるわね…」

紬「いいえ…お母様、そんな顔をしないで下さい。 私…こんな私でも、お母様とお父様のお力添えが出来る事、とても嬉しいと思ってるんです」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 19:02:06.74 ID:PNdIIEYCo
紬「お父様、どうかなさいましたか?」

 笑顔の父に向かい、私も笑顔で尋ねる。

紬父「いや、実はな、先程お客様よりありがたい話を聞いたんだよっ」
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 19:02:40.02 ID:PNdIIEYCo
紬父「――――それで、来月の2日に我が家でパーティーを開くことに決まったんだ」


 ………………やっぱり。

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 19:03:13.30 ID:PNdIIEYCo
紬「……………」

紬母「……紬…」

紬「………お父様…」
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 19:03:52.66 ID:PNdIIEYCo
紬父「ああ、紬の為に父さんも頑張ろう、私も母さんも、手伝ってくれるかな?」

紬母「…まったく……あなたは…」

紬「お母様…お父様は私の事を思ってくれて…」
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