過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:18:03.33 ID:A1e8z63Fo

――ドアが閉まったのを見計らってから、ステイルは先程から逡巡している様子のマミに鋭い眼差しを向けた。

ステイル「彼女は気を利かせて言わなかったが、僕はそこまでお人好しでもなければ無責任でもない。
       しかし言えば君は傷つくだろう。無論、君がそれを望まなければ僕は何も言わない。
以下略



171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:18:27.29 ID:A1e8z63Fo

マミ「多分だけど、願いを持続させるために魔力が消費されてるんじゃないかしら。
   あとはSGの構成自体にもね。食べ物が願いの子の場合はどうなるのか分からないけど……」

ステイル「……それで、君はどうするつもりだい? 逃れようの無い死の運命を、ただ享受するのかい?」
以下略



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:19:09.82 ID:A1e8z63Fo

 柄にもない言葉を言ってみてから、堅物の塊みたいな自分がその台詞を吐くことの不自然さに彼は愕然とした。
 なんてこった、死ぬほど恥ずかしいぞ。穴があったら入りたいとはこのことか。

マミ「……ぷっ」
以下略



173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:19:49.71 ID:A1e8z63Fo

 病室のロビーに出ると、さやかを見つけた。変態じゃない方の上条の見舞い帰りらしい。

ステイル「やぁ、どうしたんだい二人とも」

以下略



174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:20:42.71 ID:A1e8z63Fo

ステイル「彼には魔術的な才能も無ければ見識もない。彼に魔術を施せば、彼の精神は蝕まれるだろう
       それを除いたって、僕には彼の左手のような複雑な怪我を治すような知識や霊装……道具もない」

さやか「だぁかぁら! なんも言ってないってーの!」
以下略



175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:21:33.86 ID:A1e8z63Fo

――病院を出てからすぐの場所にある公園まで辿りつくと、ステイルは順を追って説明し始めた。

.             ヘブンキャンセラー
 学園都市にいる、冥土帰しと呼ばれる医師の存在について。彼がこれまでに成し遂げてきた偉業の数々について。
以下略



176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:22:24.34 ID:A1e8z63Fo

 ばつの悪そうな顔をしている神裂に茶を出しながら、野菜スティックを口にくわえたステイルが手を振った。
 それだけでルーンのカードが部屋中を飛び交い、壁に貼り付き、漏れた音を人に知覚させない結界を構築する。

ステイル「……それで、監視の理由は?」
以下略



177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:23:02.72 ID:A1e8z63Fo

神裂「……そうですね。では、私たちが監視していた人物の話をするとしましょう」

神裂「その人物は、ただの一般人です。優れた洞察力があるわけでもなければ、突出した技能も持っていない少女です」

以下略



178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:23:55.55 ID:A1e8z63Fo

神裂「やはり不自然すぎます。いくら彼女が陰謀屋だとはいえ……」

神裂「鹿目まどかが『私たちに猛威を振るう存在であるかどうか判断し、処分するかしないか決めろ』などと……」

以下略



179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:24:38.33 ID:A1e8z63Fo

――夕暮れの病室

恭介「――さやかは、僕を苛めているのかい?」

以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:25:21.62 ID:A1e8z63Fo

恭介「動かないんだ……もう、痛みさえ感じない……!」

恭介「こんな、手なんてっ……!」

以下略



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