124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:09:19.14 ID:wbDVTs5Go
とにかく少しずつ方向を正していかなければいけないのだ。
少しずつ。世間から白い目で見られても仕方ない。それはもう自業自得なのだ。
やがて彼が帰る時間になった。立ち上がると、ムラサキはそれを追って顔を上げる。
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:09:44.75 ID:wbDVTs5Go
◆
彼は暗い部屋にいた。誰かからもらったマフラーを見つめている。
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:10:10.55 ID:wbDVTs5Go
◆
理由もなく本屋を訪れると、期せずミシマと出会った。
ミシマは以前となんら変わりなく彼と接した。そういえばアキラから、彼は学校をやめて定時制高校に通っているのだと聞いたのを思い出す。
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:10:36.72 ID:wbDVTs5Go
普段は馬鹿ばかりやっていたミシマは、ときどき鋭いことを言う。以前と変わらない。彼は少しだけ嬉しく思った。
「おまえだってそうじゃないか」
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:11:02.76 ID:wbDVTs5Go
帰り道の途中で家の近くのコンビニに寄ると、バイト募集の張り紙がしてあった。
携帯電話で電話番号を登録しておく。募集要項をメモする。それからすぐに面倒になって、写真機能で画像として保存した。
暖かい飲み物を買ってすぐに店を出る。また雪が降り始めていた。
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:11:30.36 ID:wbDVTs5Go
おしまい
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/05(月) 01:18:22.07 ID:NQ+1ZQcq0
お疲れ様でした!
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/09/05(月) 01:20:15.45 ID:0uMNLE8Qo
乙〜
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]
2011/09/09(金) 19:40:02.89 ID:03yj3PSlo
終了か
乙
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