100:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:44:27.38 ID:c+cJj/BG0
和「唯、無理をしなくてもいいのよ。また、落ち着いてからでもいいから、今日の所はゆっくり休みなさい」
和が諭すように言う。
101:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:49:20.53 ID:c+cJj/BG0
和「……つまり、こう言う事ね……」
憔悴しきった顔で泪を零しながら、それでも懸命に皆に話す唯を、真剣な表情(かお)で一言一句聞き逃すまいと傾聴していた和は、唯の話を頭の中で反芻し、まとめ上げる。
102:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:54:17.03 ID:c+cJj/BG0
唯のこの様子からして、彼女が嘘を付いているとは思えない。カチューシャと言う物的証拠もある。そもそも嘘を付く理由が全くないし、実際に渋谷での、無差別テロ(じけん)が起こっている。そしてこれまでの状況から律が起こした可能性は非常に高く、彼女がおかしくなったと言う事も納得できる。そして、そうなってしまった以上、彼女を殺めた唯を和はとても責める事は出来ない。むしろ、この唯が親友の命を奪わざるを得なかった。そして実際にこの手に掛けた時の彼女の心情を考えると、とても居た堪れない。と、和は考えただけで心臓が破裂しそうな気持ちになる。
唯の事を考えれば、むしろその役は自分が受けるべきであったと和は思う。
103:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:56:30.60 ID:c+cJj/BG0
和「唯……」
だが和は思う。この事実は、たとえ私(じぶん)達にも少なくとも今の時点ではこの『事』は言うべきでは無かった。この事実は憂と梓、勿論、自分にとっても重すぎる話だし、黙り続けていられれば何(いず)れ<『何処かの誰か』が、スターター(りつ)を斃してしまった>と、言う事になった筈だ。それが誰にとっても最も都合のいい話の筈だ。
104:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:59:00.19 ID:c+cJj/BG0
和「唯……一つ約束して欲しいの」
唯「……約束…?」
105:一年中が田上の季節
2011/10/12(水) 10:16:19.79 ID:c+cJj/BG0
ちょっと立て込んでおりまして、それでも少な目ですが書き込ませて頂きました。
少しでも早く続きを書き込めればと思っております。
106:改行限界突破
2011/10/12(水) 10:19:57.95 ID:c+cJj/BG0
>>90 >>91
あっさり味でお願いよ的に、出て来たと思ったら、おかしな人になっていておまけに
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/12(水) 16:27:46.48 ID:UOJRj7PDO
ブランドかぁ、言いやすいし格好良い感じですね!
昨今では、各種メディアで数え切れない程の作品で溢れかえっているので、どんなに独自性を出そうとしても、どこかでネタ被りが出てしまうのは最早必然と言えるので、>>1様には何の落ち度もありません。
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/12(水) 18:07:46.92 ID:zhprC1TZo
>>1乙
()の事は気にしないようにするわ
ストーリーやら面白いので楽しみ
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/16(日) 19:59:18.53 ID:InakWo3DO
他にはどんな神魔が居るのか気になりますね!
110:こーじろう侍[sage saga]
2011/10/17(月) 23:31:40.02 ID:DL6ZNZRC0
翌日。
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