過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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2012/01/29(日) 01:50:03.62 ID:i6zqtpqjo
小さな頭を撫でて、コピー用紙の切れ端をぺたり。
それに連動するように、まどかの瞼が閉じられて。
まるで力が抜けたように、その華奢な体をローラの体に押し付けるようにもたれかかってくる。
以下略
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2012/01/29(日) 01:51:49.85 ID:i6zqtpqjo
「それで、どうするんだい。まどかとの約束を反故にした君は、もうじき着きそうな決着を機に動き出すのかな?」
「んー」
以下略
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2012/01/29(日) 01:53:09.65 ID:i6zqtpqjo
―――ワルプルギスの夜が、限界寸前まで溜め込んだ“力”の塊を解き放った。
それはこれまでに何度か行ったことのある、口から吹き出る炎などとは比べ物にならない破壊の力だ。
以下略
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2012/01/29(日) 01:53:47.33 ID:i6zqtpqjo
―――最初の接触で、一〇三〇〇〇分の内、五〇〇〇枚が塵になったのをステイルは察した。
ステイルが居る位置からでは光に包まれて様子が窺えないが、
傍から見るとワルプルギスの放った魔女の殺息(ヘクセンアテム)を押し留めているような図なのだろうか。
以下略
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2012/01/29(日) 01:54:16.99 ID:i6zqtpqjo
憤りと共に短く叫ぶ。
「っ――!」
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2012/01/29(日) 01:54:44.85 ID:i6zqtpqjo
「何の真似だ」
短い、責め立てる口調で彼は言った。
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2012/01/29(日) 01:55:11.64 ID:i6zqtpqjo
ステイルは深々とため息を吐くことで問答を断ち切ると、黙って正面を見据えた。
そして己の体に意識を差し向ける。
先ほどまで体に走っていた痛みと熱が完全に消えていた。
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2012/01/29(日) 01:56:04.50 ID:i6zqtpqjo
ラミネート加工されたルーンのカードに刻まれた、二つのルーン。
Kenazとansuz。松明のルーンと、北欧神話の神を象徴すると同時にその息吹を象徴するルーン。
それらルーンに対し、先ほど顕現させた魔女狩りの王と同クラスの魔力を注ぎ込むことに専念する。
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2012/01/29(日) 01:57:42.58 ID:i6zqtpqjo
「さやか、代わりにお願い」
「へ? あーうん、分かった」
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2012/01/29(日) 01:58:58.31 ID:i6zqtpqjo
そんな激痛と共に、右手にある変化が訪れた。
先ほどまで魔力を御する際に生じていた小刻みな揺れが、確かに収まりつつあった。
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2012/01/29(日) 01:59:38.50 ID:i6zqtpqjo
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