過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:03:08.19 ID:gOl/dYXso

 海原はやはり柔和な笑みを浮かべたまま、仕方なさそうに首を振った。

「面白い物など何もありませんよ。本当です。だってほら――」

以下略



786:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:03:41.86 ID:gOl/dYXso

 警戒を強くする建宮は、だがすぐに異変に気付いた。
 原点を持った敵がいる。それはいい。だがなぜ彼はこのタイミングで現れ、そして笑ったまま立ち止まっている。
 なにかある。何か裏が。例えば――

以下略



787:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:04:12.24 ID:gOl/dYXso

 批判めいた建宮の声を背に受けながら、左肩にキュゥべぇを乗せたまどかは立ち止まらなかった。
 身体を覆う、陽炎のようなヴェールが消えてゆく。
 それは事前に説明されていた、土御門のフォローが途絶えたことを現していた。
 もう自分の姿は皆に見えている。
以下略



788:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:05:13.13 ID:gOl/dYXso

 相手は倒す気で止めようとしているのだから、それは当然だ。

 どうする、どうする、どうする――

以下略



789:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:05:49.36 ID:gOl/dYXso

「倒れないって、嘘でしょ!?」

 驚く対馬の声がする。
 気付けば彼女は手元にあった道具を放り出して、右手をこちらに向けて伸ばしていた。
以下略



790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:06:17.94 ID:gOl/dYXso

「そこまでよ、鹿目まどか」

 必死に走る少女を目の前にして、それでも織莉子は極々冷静であり続けた。
 もう結果は変わらないと、彼女は知っている。
以下略



791:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:08:10.46 ID:gOl/dYXso

 分からない、と織莉子は思う。

 何故そうまでして、彼女は暁美ほむらを助けようとするのだ。
 幾多の世界で助けられた恩? 彼女と身勝手な約束を結んだ別世界の自分に対する後悔?
以下略



792:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:10:59.42 ID:gOl/dYXso

 気付けば二人は、揃って右に、左に、半身をずらしていた。

 道が出来る。

以下略



793:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:11:39.20 ID:gOl/dYXso

「――何考えてんだ、おいッ!!」

 怒鳴りながら、建宮は口元から血を流す土御門の襟元を掴み上げた。

以下略



794:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:12:11.50 ID:gOl/dYXso

「――今なんて言ったのよな、あぁ!?」

「うおっ、口の中が血だらけだぜぃ」

以下略



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