858:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2012/02/23(木) 19:39:14.13 ID:ndIbTDmAO
本気出せば天候操作位なら余裕だよな一方通行
859:ブラジャーの人[sage]
2012/02/24(金) 23:03:00.07 ID:BkRFYL8S0
>>858 雨不足や日照不足も、これで解決だ!
気長な皆様、お待たせしました続きです。
860:ブラジャーの人[saga]
2012/02/24(金) 23:08:00.05 ID:BkRFYL8S0
晴天、とまではいかないが、雲の合間にはなんとか空が見える。
浜面仕上と滝壺理后の結婚式が取り行われる教会。そこに一方通行と打ち止めは来ていた。
一方通行はさして広くもない待ち合いの部屋の隅に座って、慣れない浮かれた空間をやり過ごしていた。打ち止めは「ちょっとタキツボの所に行って来る」と、席を外している。
861:ブラジャーの人[saga]
2012/02/24(金) 23:12:29.96 ID:BkRFYL8S0
「あー、また緊張してきたなぁ。もう早く終わんないかなぁ。でも始まるとなるとドキドキ☆すんなぁ」
「うるせェなァ…」
椅子から立って、そわそわと歩き出す浜面。結婚式に臨む男というのは、皆こんな風なのだろうか。彼以外に新郎に会ったことが無い一方通行には判断がつかない。
862:ブラジャーの人[saga]
2012/02/24(金) 23:18:29.33 ID:BkRFYL8S0
「滝壺さん、考え直すなら今からでも超遅くありませんよ」
「大丈夫だよ絹旗。考えは去年から決まってたから」
「披露宴が無いなんて、浜面のやつ金もないくせに結婚急ぎ過ぎなんじゃねぇの、まったく」
863:ブラジャーの人[saga]
2012/02/24(金) 23:23:29.95 ID:BkRFYL8S0
「打ち止め、今日の化粧は自分でやったの?」
「うん、そうだよ。どうですか師匠」
打ち止めの化粧テクニックは、麦野沈利直伝である。弟子の成長をたしかめるように、麦野は打ち止めの姿をじっくり観察した。
864:ブラジャーの人[saga]
2012/02/24(金) 23:26:03.97 ID:BkRFYL8S0
「もうそろそろ時間なんだよ。招待客のみなさんは先に教会に入って待っててほしいかも」
「あーあ、とうとうこの瞬間が超来てしまいました。では滝壺さん、私達は超先に行ってますね」
ぞろぞろと出ていく友人達を、ドアを支えて送り出すインデックス。打ち止めに「しっかりね」と言われ、手を振って応えた。
865:ブラジャーの人[saga]
2012/02/24(金) 23:28:25.91 ID:BkRFYL8S0
一方通行は、目立たない後ろの方に座りたかったのだが、打ち止めは強引に彼の手を引っ張って、かなり前列の特等席に腰を降ろす羽目になった。
さらに、隣にはノコノコとついてきた上条がいる。教会の椅子は一人ずつにスペースが区切られておらず、やけに隣が近く感じられた。
「オイ、どォしてオマエが横にいるンだよ」
866:ブラジャーの人[saga]
2012/02/24(金) 23:30:49.21 ID:BkRFYL8S0
(わぁ〜、タキツボやっぱり綺麗!ってミサカはミサカはさっきよりも輝いている、えっと、リコウに釘付けになってみる)
ベールの隙間から見える穏やかな表情の新婦に比べ、新郎はどこか落ち着かない雰囲気だった。まったく本意ではないが、一方通行の心も落ち着かない。
867:ブラジャーの人[saga]
2012/02/24(金) 23:33:13.59 ID:BkRFYL8S0
あんなに背筋を伸ばした浜面を見るのは初めてだ。インデックスが捧げる祈りの間、身じろぎもせずに正面を向いていた。
「それでは、誓いの言葉を」
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