1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !red_res]
2011/10/08(土) 22:25:21.43 ID:0NNV7K9wo
 
 ◆CAUTION◆ 
  
  
  
 この物語には残酷な描写、グロテスクな描写、性的な描写が含まれています。 
  
 『とある魔術の禁書目録』15巻まで、ならびに19巻、SS1・2巻、 
 『とある科学の超電磁砲』5巻までを読んだ上での閲覧をお勧めします。 
 さらにスレッド進行時に発表されているシリーズ全ての既刊内容に触れられている恐れがあります。 
  
 その上で、独自解釈、独自設定、原作と明確な矛盾がある事をご了承ください。 
 なお、原作22巻以降の内容に関しては考慮されません。 
  
 また閲覧する際は、アスキーアート系の表記を含むため、専用ブラウザ「Jane Style」の使用を強くお勧めします。
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:27:17.58 ID:0NNV7K9wo
  
  
  
 ――山のあなたの空遠く、 
  
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !red_res]
2011/10/08(土) 22:28:37.17 ID:0NNV7K9wo
  
  
                  グランギニョール 
 ――と あ る 世 界 の 残 酷 歌 劇―― 
  
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/08(土) 22:31:40.11 ID:4AKa5X6A0
 スレ立て乙!!待ってたよん 
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:39:16.43 ID:0NNV7K9wo
 ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !red_res]
2011/10/08(土) 22:40:44.93 ID:0NNV7K9wo
 ―――――――――――――――――――― 
  
               終幕 
  
 (悲劇或いは喜劇、たった一つの冴えないやり方) 
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:45:49.41 ID:0NNV7K9wo
 大変長らくお待たせ致しました。 
 それでは最終日、第四夜の開演で御座います。 
  
 何方様もゆるりと御歓談の上御寛ぎ下さい。 
  
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)
2011/10/08(土) 22:53:12.46 ID:lg6EqfGT0
 おつ 
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/10/08(土) 22:56:43.57 ID:qnphdQ1AO
 この人の投下はなんか息を飲んで見守ることしか出来なくなる 
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 23:25:18.66 ID:0NNV7K9wo
 「――よぉ」 
  
 ビルを出て少し歩いたところで少年に出会った。 
  
 声を掛けられそちらを向くと、どこかで見たような顔がそこに立っていた。 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)
2011/10/08(土) 23:48:01.48 ID:Y79P/0ed0
 西瓜 
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 23:54:50.61 ID:0NNV7K9wo
 御坂の答えに垣根は少しの間彼女を見詰め、それからふっと目を閉じ小さく「そうか」と呟いた。 
  
 「携帯が通じなかった時点である程度予想はしてたが。 
  アイツじゃ相性が悪すぎる。『心理掌握』にアイツが勝てる道理なんて――」 
  
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/09(日) 00:37:55.91 ID:IY+XuREbo
 「電気操作……脳内の神経パルスでも操って防御したか? また随分と化けたもんだな。 
  俺の知ってる超電磁砲はそんな事できるような強度じゃなかったと思ったんだが。 
  ……っつかそもそも、そういう事をするようなタマじゃなかったと思うんだが」 
  
 「買い被りすぎよ、アンタ。それにアンタが私の何を知ってるっていうの」 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/09(日) 01:51:20.89 ID:IY+XuREbo
 そう思っていたのに。 
  
 「――よりによってアンタがそれを言う?」 
  
 ぴしり、と。 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/09(日) 02:09:16.87 ID:IY+XuREbo
 「――――そっか、やっぱりアンタだった訳ね」 
  
 垣根の言葉に満足したのか、御坂もまた頷き。 
  
 そして満面の笑みを垣根に向け。 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]
2011/10/09(日) 02:14:58.67 ID:50PeQ68AO
 乙 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/09(日) 02:31:07.61 ID:IY+XuREbo
 「ッ――――!?」 
  
 突如、莫大な質量をもって噴出した気配が確かな感触を伴って垣根に吹き付ける。 
 今の今まで彼女の笑顔の仮面の下に押し込められ続けていた想念がついに決壊する。 
 周囲の夜闇すら霞んでしまうほどの暗黒は濁流となって彼女の内から溢れ出した。 
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/09(日) 02:51:43.47 ID:IY+XuREbo
 柔らかな唇から零れる言葉は全て殺意の塊だ。 
 その一音一音全てが『殺す』という意図を内包した呪いの響きを帯びている。 
  
 「一方通行はアンタのお遊戯に乗ってくれたのかもしれない。それはいいわよ。当人たちで楽しめばいいじゃない。 
  でもたったそれだけのために付き合わされる方は堪ったもんじゃないわ。あんまりじゃない?」 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/09(日) 03:16:14.04 ID:IY+XuREbo
 「当麻がいない世界なんてどうでもいいし」 
  
 だから、と彼女は破滅的に笑う。 
  
 森羅万象あらゆるものは彼女の前では無価値に等しい。 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/09(日) 03:19:52.07 ID:IY+XuREbo
 それでは今日はここまで 
 ようやく本命、御坂さんと垣根くんのカードです 
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/10/09(日) 08:54:07.83 ID:5Ya0ul9so
 お疲れさまです 
 ついに垣根との対決 
 続きを楽しみにしています 
  
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