過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:31:47.80 ID:ebFiQ8E3o
「ひたぎちゃんは、どうだったんだろうな」

 ひたぎちゃん――戦場ヶ原ひたぎ。

 僕の同級生で、神原駿河の先輩。
以下略



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:32:23.54 ID:ebFiQ8E3o
 この子の脚には車輪でもついているのだろうか。

 俊足駿足にも程がある……しかも、ちゃんと言われた通りに、長袖長ズボン(しかも昨

日から学習しての、破れていないズボンに、へその見えないシャツ)に着替えてるし……。
以下略



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:32:56.44 ID:ebFiQ8E3o
「で、阿良々木先輩。私は何をすればいい?」

「ああ、そうだ。今回は楽しい雑談に興じている場合じゃない」

「脱げばいいのか?」
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93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:33:35.91 ID:ebFiQ8E3o
「触ってみてもいいかな?」

「勿論だ。阿良々木先輩ならば私の身体の全てを預けてもいい」

 「それでは遠慮なく」と、僕は言い、まずは両手で肩のあたりに触れる。
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94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:34:01.97 ID:ebFiQ8E3o
「……なあ、駿河」

「なんだ、阿良々木先輩」

「こんなことをしている場合じゃなかったことに気付いてしまったんだが、ここでやめて
以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:34:36.01 ID:ebFiQ8E3o
 神原駿河が服を着終わった段階で、説明に入る。

「僕の推測が正しければ、多分この上に」

 僕は階段を指差す。
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96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:36:13.81 ID:ebFiQ8E3o
「阿良々木先輩がそういう以上、勿論手伝うにやぶさかではないが――」

 神原駿河は真剣な口調になって言う。
                ・ ・ ・ ・ ・
「阿良々木先輩は、当然、昨日のあれを、含んでいるのだろう?」
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97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:36:44.45 ID:ebFiQ8E3o
 一度通って、知っている道だったからだろう。昨日よりも早く階段を昇りきり、神社へ

と辿り着いた。

 当たり前だけれど、昨日のまま、荒れ果てた神社だ。
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98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:37:33.12 ID:ebFiQ8E3o
 しかし、駆けずにはいられなかった。

 女の子の左手には、頭をつままれた蛇、

 女の子の右手には、彫刻刀。
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99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:38:19.41 ID:ebFiQ8E3o
「!!!」

 「だめじゃないか!そんな、自分を傷つけちゃあ!もっと自分に誇りを持てよ!」確か、

これは彼の台詞だったか、僕は何故か、それを唐突に思い出した。
以下略



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