過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:05:58.06 ID:FnrEbXqAO
「素に銀と鉄。礎には石と契約の大公。師には我が大師シュバインオーグ」

「降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。ただ満たされる時を破却する」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:06:33.31 ID:FnrEbXqAO
「――――告げる。汝の身は我が下に。我が命運は汝の剣に」

 時を同じくして、遠坂凜も英霊召喚に臨んでいた。
描かれた陣は寸分の狂いもなく、詠唱は澱み無く紡がれてゆく。

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:07:05.29 ID:FnrEbXqAO
「誓いは此処に。我は常世全ての善となる者」

 そして彼等の元ではない他の何処か。
 偉大なる言葉を紡ぐ声はか細く、あまりに頼りない。
 仄暗く、この世のものとは思えない異臭が充ち満ちた部屋の中で、描かれた陣だけが薄く輝いていた。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:07:34.59 ID:FnrEbXqAO
「されど汝は混沌にその眼を曇らせ侍るべし」

 そこは厳かな空間だった。
石造りの城の一角にて、彼女も深い想いを抱き、言葉を紡ぐ。

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:08:26.12 ID:FnrEbXqAO
「汝三大の言霊を纏う七天。抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 輝きは土蔵の中に充ち満ちて、光は士郎の身をも包み込む。

 咄嗟に眼を閉じた士郎は英霊の顕現の瞬間を見る事はかなわなかった。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:09:07.60 ID:FnrEbXqAO
「下らん」

 少年は現状に対して呟く。
視界に映る者全てを射抜く眼光は空間を認識し、一人の少女を捉える。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:09:51.88 ID:FnrEbXqAO
「気っに入らねえええええええ!!」

 全身に赤色を纏った女は召喚されると同時に吠えた。
有無を言わせぬ剣幕は何に向けられているのか解らず、少女はその場でへたりこんでしまう。

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:10:34.10 ID:FnrEbXqAO
 石造りの城に一筋の紫雷が墜ちた。
 その輝きが表すのは無敵最強。他の追随を許さぬ帝王の威光だった。

「ゼオン……。魔界を統治する王の息子。最強の反英雄、か」

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:11:05.09 ID:FnrEbXqAO
「美堂蛮だ」

 邪眼の王。
 その足は一度駆ければ一瞬で空を衝き、その掌はあらゆるものを一瞬で粉塵へと化す。

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)
2011/10/25(火) 12:12:06.47 ID:FnrEbXqAO
さるがないってイイネ!
のんびりやってきます


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