過去ログ - 阿良々木「忍と出遭えて、良かった」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:33:04.01 ID:ooj8npSA0
002

 「デートをします」
 「…………………」
 「違うわね。こうじゃないわ。デートを……」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:33:34.22 ID:ooj8npSA0
「あまりそこには触れないほうがいいわ、良々木君」
 「語りの文をまた読みやがって!そして僕の名前をミュージカルみたいに歌い
あげるな!」
 「失礼、噛みました」
 「……お前がやるのか」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:33:58.04 ID:ooj8npSA0
「やだ、阿良々木君。こんなところで穴穴叫ばないで頂戴。恥ずかしいわ」
 「お前は何を想像しているんだ!?」
 今戦場ヶ原と僕は昼食がてら大学の食堂にいたのだった。
 「冗談はともかく、楽しみに待っているわ。日付は今週の日曜日でお願いする
わ。時間は……まあ、私の機嫌が良い時間に設定してね」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:34:30.03 ID:ooj8npSA0
003

 「嘘だろ……?勘弁してくれよ……」
 落胆した声で言った。忍とリンクが切れるというのは僕にとってはとても恐ろしいことであり、絶望という奈落へ落とされている様な気分になるくらいのこと
であったからだ。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:34:56.82 ID:ooj8npSA0
004

 彼女の名は忍野扇。
 ―春休みから今まで、ずっと世話になってきた忍野メメという男の、甥だ。
 「……なんでだ?今は高校に行ってるはずの時間じゃ……?」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:35:27.21 ID:ooj8npSA0
005

 「はぁん。客観的に見れば簡単な話、嫉妬ってやつじゃないですか」
 「……嫉妬?忍が、僕に?」
 「嫌だなあ、先輩。それじゃあまるで忍ちゃんが戦場ヶ原さんのことが好きみ
以下略



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2011/11/23(水) 02:35:55.30 ID:ooj8npSA0
これは結構深刻なんじゃないかなんて、今更思ってどうするんだよ……。
 「まあ、先輩がどう思ってるかなんてこの際そこまで問題じゃない……とは言い切れませんが、忍ちゃんの方は、先輩の事どう思ってるんでしょうかねぇ」
 それだ。
 そうだった。
 問題は僕がどう思っているかなんかじゃない。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:36:37.41 ID:ooj8npSA0
「扇……ちゃん?」
 「なんでしょう、先輩」
 厭な笑顔で、僕を呼んだ。だけど、幾ら厭でも聞かなきゃならない。
 「忍は、何処にいるんだ?」
 「さあ……見当ぐらいはつきますが、何処にいるかは知りませんね」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:37:25.28 ID:ooj8npSA0
006

 「……よう、忍」
 「頭が高いぞ、吾が眷属よ」
 僕が到着した頃には忍の姿ではなかった。どちらかというと春休みの頃の姿に
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:38:01.52 ID:ooj8npSA0
「だから!さっきから言っておるじゃろう!もう儂と主は上下がひっくり返っておるのじゃ!口を慎め、吾が眷属よ!」
 感情が、感情が乱れている。キスショット、もとい忍野忍がこんなにも僕に感情をぶつけている。
 「いいようのない、感情が溢れてしまうのじゃ。儂は……主を愛している。だ
から、だからこそじゃ。主はあのツンデレ娘を愛しているのだから、邪魔をして
はいけない。だったら―今度こそひっそりと死ぬべきなのじゃ」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:38:40.38 ID:ooj8npSA0
今となっては、僕にとっては、決して間違いなんかではなかった。
 忍が居たから今まで助かった事は数知れず、逆に言えば忍が居たから起きた事
だってあった。それを一緒に乗り越える事ができたのは、いつだって彼女と僕と
いう関係がなりたっているからこそだった。
 「忍、僕にとってお前がどんな存在か、考えたよ」
以下略



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