過去ログ - 一方通行「青紫色の携帯電話」
1- 20
128: ◆hZ/DqVYZ7nkr
2011/12/03(土) 00:05:37.60 ID:mAbJ85Uao
〜〜〜

人通りが全くない街中を垣根は一人歩いていた。

両手には大量の缶コーヒーとドクターペッパー、ルートビア、コーラ、サイダーといった様々な炭酸飲料と目に付くままカゴに放り込んだこれまた大量のフルーツ系の飲み物が入った袋を吊るしている。
以下略



129: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/12/03(土) 00:08:02.06 ID:mAbJ85Uao
垣根は妹達を00001号、00002号と呼ぶのにかなりの抵抗があった。
それは同じものを表面上分けるだけの呼び名に聞こえたからだ。

名前を捨てた一方通行、名前が初めから無い妹達。

以下略



130: ◆hZ/DqVYZ7nkr
2011/12/03(土) 00:09:19.70 ID:mAbJ85Uao
――こんな汚い人間が綺麗な女の子に愛される訳がないし、そんな資格もない。

街の何処かで誰かの声にならない悲鳴が泣くように鳴り響く。
その泣き声は現実が理想という名の壁に反射され、心に突き刺さってくるようだ。

以下略



131:またsaga忘れた脳内補完よろしくおねがいします ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/03(土) 00:11:40.70 ID:mAbJ85Uao
〜〜〜

第七学区に宿泊施設はそんなに多くはない。
そのうちの一つのスイートルームで御坂美琴はベッドに仰向けになりながら、天井を睨みつける。
その目は悲しみと、後悔に染まっている。
以下略



132:またsaga忘れた脳内補完よろしくおねがいします ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/03(土) 00:13:03.01 ID:mAbJ85Uao
そのリズムが安心感と共に御坂の身体に溶け込もうとした時、携帯電話が鳴り響いた。
作ったリズムは崩壊し、御坂は多少のイラつきを感じながら電話相手を確かめる。

――上条当麻ッ……。

以下略



133: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/03(土) 00:14:14.76 ID:mAbJ85Uao
〜〜〜

「たーだいま!」

垣根提督が帰ってきた。
以下略



134: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/03(土) 00:15:53.38 ID:mAbJ85Uao
垣根の手に残った袋は缶コーヒーが入った方の袋であった。
それから一本を残し残りを冷蔵庫にしまう。

「ほれ、新製品出てたからそれ買ってきた。不味くても全部消化しろよ?」

以下略



135: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/03(土) 00:17:22.37 ID:mAbJ85Uao
〜〜〜

ドクターペッパーを飲んだミサカがなにやら微妙な顔をしながらカタカタ震えるのを横目にミサカ00001号はフルーツ牛乳をちびちびと飲んでいた。

ミサカ00002号を見て笑う垣根帝督、新製品の缶コーヒーを気に入ったのか成分などが書いてある箇所を真剣に眺める一方通行。
以下略



136: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/03(土) 00:20:01.05 ID:mAbJ85Uao
汚い廊下を進み、一番奥の部屋のドアを芳川に開けなさいと言われた。

指示通り扉を開くと、廃屋の様な外観、廃墟の様な廊下からは想像もつかない明るく小綺麗な部屋がそこにはあった。

どういう事かと思い、00001号は咄嗟に00002号の顔を見る。
以下略



137: ◆hZ/DqVYZ7nkr
2011/12/03(土) 00:24:51.63 ID:mAbJ85Uao
1レスの量が減って来ていると思う今日この頃。
ない
はい、本日分終わりです!

やっと書き溜めの方は話が動いてきました。
以下略



1002Res/763.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice