過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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794: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:02:04.29 ID:EJeQ9ZV8o

迷いはない。
ただ自分の中にある揺るぎない答えを真っ直ぐ伝えるだけ。
今まで散々回り道をしてきたように思えるが、やっと手に入れた大切な答えだ。

以下略



795: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:02:50.32 ID:EJeQ9ZV8o

彼女は穏やかな笑顔を浮かべて、

「何となく上条さんならそう言ってくれると思っていました。ちょっと甘え過ぎですかね」

以下略



796: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:03:33.03 ID:EJeQ9ZV8o


とあるガラス工房の中。
インデックスはいつもの修道服に身を包んで、頬を膨らませた可愛らしい表情で手にした竿に口をつけていた。
これは吹き竿といい、この先端に溶けたガラスを巻きつけて、別の先端から息を送ることで膨らませ、ガラス細工を作る。
以下略



797: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:04:12.96 ID:EJeQ9ZV8o

インデックスは若干呆れたように受け流す。

というのも、この話題は今日の朝から何度も繰り返されたものだからだ。
そこまで人の恋話が面白いのか、周りの者達は興味津々といった様子で聞いてきた。
以下略



798: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:05:16.12 ID:EJeQ9ZV8o

といっても、これらはあくまで喩え話だ。
本当にその通りになるとはインデックス自身は思っていない。だからそこまで気にかける必要もないだろう。

首を傾げたのは垣根だ。
以下略



799: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:06:06.63 ID:EJeQ9ZV8o

麦野はそんな美琴を観察するようにじっと見つめていた。
彼女も彼女で思う所も多くあるのだろう。

「はっ、表向きじゃ普段通りを装っていても、やっぱ結構キツイのね」
以下略



800: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:06:44.91 ID:EJeQ9ZV8o

そんな美琴を見て、麦野も小さく笑うと、

「なんか奢ってやるよ。あまりにも哀れだし」

以下略



801: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:07:27.58 ID:EJeQ9ZV8o

上条は同じ棚を少し眺めて、

「おっ、これなんかいいんじゃねえか。ターコイズっていうの」

以下略



802: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:08:20.98 ID:EJeQ9ZV8o

自分がそんな大層な人間だとは思わない。
今まで様々な経験をしてきたのは事実だが、それだけ自分よりもずっと優れているであろう人間はいくらでも見てきた。

だが、そこは関係ないのかもしれない。
以下略



803: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/09/19(木) 05:09:09.16 ID:EJeQ9ZV8o

(俺も行かねえとな)

上条の目的はズバリ、明日のデートのプラン構築とプレゼントの加工。
その二つの目的を達成するために、上条には既に一人頼るあてがあった。
以下略



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