過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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353:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/13(火) 02:07:10.31 ID:i495WYXDO
どうしても出戻りハーレムエンドを期待してしまう
まぁ仮に無くても脳内補完するわけだが


354: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/13(火) 04:26:28.32 ID:3MnLayldo
すまない遅れに遅れた


355:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/13(火) 04:43:11.44 ID:GOfrFBNAo
ほう


356: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/13(火) 04:45:05.64 ID:3MnLayldo
高く青い空の下、勇者は思う。
これが、自分の人生で最後に許された『平穏』の時なのだと。
血生臭く危険と波乱に満ちた、旅のような人生の中での一時の休息なのだと。

夜に向けて、日が落ちていく。
以下略



357: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/13(火) 04:57:41.85 ID:3MnLayldo
勇者「いや、何でもないよ」

ごまかしきれてはいないが、それでも、彼が何でもないと言うから追求はしない。
彼女は、全くもってよくできた侍従だった。

以下略



358: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/13(火) 05:15:01.02 ID:3MnLayldo
堕女神「……言っている意味が、分かりかねます」

当然の反応だ。
今まで夜に彼女を甚振りながら、まるで吼えるかのように話していた事。
それを、今更正面から聞かされる意味が、分からない。
以下略



359: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/13(火) 05:23:09.59 ID:3MnLayldo
冗談であればいいのに。
彼は、そう思った。

どうか冗談であってくれ。
彼女は、そう願った。
以下略



360: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/13(火) 05:49:09.67 ID:3MnLayldo
いつまで経っても表情が変わらない彼の姿が、歪んだ。
にわかに鼻が詰まり、思う通りに空気を取り込んでくれない。
瞼が熱く、段々と、眼前の彼の姿が更に歪む。

勇者「………ごめん、な」
以下略



361:!ninja[sage]
2011/12/13(火) 05:57:49.32 ID:TEobx5hSO
悔しいなぁ…
こんな奴ら、、、

痛いでしょ
痛いよね


362: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/13(火) 06:07:44.03 ID:3MnLayldo
勇者「……もっと、早く言えば良かったのかな」

縋り付いて泣く彼女の頭を撫で、左手で大きく開いた背中を抱き締め、擦りながら漏らす。
こんなにも取り乱す彼女を見るのは初めてだ。
恐らく、本来の『王』もそうだろう。
以下略



363: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/13(火) 06:29:16.22 ID:3MnLayldo
どれだけの間、そうしていたのか。
使用人達に幾度も視線を浴び、珍しいものを見るかのようだった。

勇者「落ち着いたか?」

以下略



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