687:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]
2012/01/11(水) 23:03:43.60 ID:bDiMdU46o
乙
今更だけど地の文うまいな
688:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/01/11(水) 23:04:45.86 ID:39Mpi4efo
乙〜
689:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/12(木) 01:09:58.05 ID:T2f0kvvIO
妹と妹友の打ち間違いかなり多いな
がんばれ
690:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2012/01/12(木) 01:14:43.44 ID:AEiysx04o
妹友のイメージ悪くなりそうだな
でも年齢相応の一般的女子の感覚だと思うんだけど
幼稚な打算や甘い駆け引きなんかは
普通に妹友は可愛い
691:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/12(木) 08:00:58.83 ID:S3YBLgLIO
ということは初詣で会ったのは委員長の策略だったのか。
委員長こえーよ。
692:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/12(木) 21:43:53.31 ID:X+RsRxlyo
あたしの感情は振るえ、そして揺れ混乱した。あたしは必死になって最善の道を模索しようとした。
奇麗事だけではなかった。あたしがしようと考えていることは、あたしが半ば諦めていた幼馴染のあいつを自分に振り向かせることだった。
それはあたしの腕の中で泣きながら震えている妹ちゃんが真に救われる道でもあったけど、正直に言うとやはりその一番の動機は自分自身のためだった。
あたしは長い片想いをもはや宿命のように受け入れていたけど、妹友ちゃんの無節操な恋心や妹ちゃんのお兄さんへの一途な恋によってあたしにも道が開けたのだ。
693:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/12(木) 21:46:30.27 ID:X+RsRxlyo
「妹友ちゃんは自分からあいつを奪って行ったあんたに仕返しがしたかったんだろうね」
あたしは話を進めた。
「先輩を奪った妹ちゃんの大切な人を奪ってあんたを苦しめたかった。だから」
694:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/12(木) 21:49:35.70 ID:X+RsRxlyo
結果だけを話すと、妹ちゃんとあいつは別れた。
妹ちゃんに呼び出されたあいつは待ち合わせのスタバにあたしが一緒にいることに驚いたようだった。
「何でおまえがいるの?」
695:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/12(木) 21:50:13.49 ID:X+RsRxlyo
あいつは少しだけ妹ちゃんをじっと見つめたけどすぐにあたしに手を廻してあたしを抱きしめた。
「妹ごめん」
あいつはらしくなく震える声で神妙に言った。
696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/12(木) 21:53:29.32 ID:X+RsRxlyo
あたしが妹ちゃんの本当の想いを聞きあいつを呼び出し、結果として長い片想いを解消したのはクリスマスの日だった。
妹ちゃんが帰った後、あたしは何も考えずひたすらあいつに甘えた。こんなのあたしのキャラじゃないのに、あいつにキスされ髪を撫でられてただ好きという言葉だけを口にしていた。
でもあいつは受験生だあたしはあいつを適当な時間に家に追い返した。あたしのせいであいつの受験に失敗させる訳にはいかなかったから。
自室で甘い余韻に浸っていたあたしの感傷は、鋭く鳴り響いた携帯の着信音に邪魔された。あいつからかな。
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