過去ログ - 妹の手を握るまで
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809:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/01/17(火) 23:08:10.26 ID:KN+lT97Vo
乙乙です
ついにキタ、妹視点。でもなんか心が痛い・・・・


810:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/17(火) 23:38:41.89 ID:2rTScmuJo

妹死ぬほど欲しくなるな


811:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/17(火) 23:50:12.22 ID:sE2vkYYDO
やはり妹だなー
心が痛いが


812:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/18(水) 00:05:16.64 ID:+wc+APWq0
乙です


813:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/18(水) 00:05:54.15 ID:+wc+APWq0
乙です


814:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/18(水) 22:00:36.79 ID:/yleCiHto
前兆みたいなことはあった。相変わらず両親不在の夜、あたしは先輩に呼び出され遊びに行く支度をしていた。

先輩と付き合い出してから、あたしはよく夜に外出するようになっていた。両親は不在でそれを咎めることはなかったし、お兄ちゃんはあたしが外出しようがリビングで黙ってテレビを見ていようがどちらでもいいようだった。

今までずっと一人で夜を過ごしてきたしそれに慣れてもいたけど、一度夜先輩や友だちと一緒に騒ぐ楽しさを覚えるとやはりそれは一人でテレビを見ているよりは気が晴れた。
以下略



815:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/18(水) 22:03:13.88 ID:/yleCiHto
ところがその日は違った。

先日どういうわけか早めに帰宅したお母さんより遅く家に帰ったことを、お母さんに見咎められて注意されたばかりのあたしはお兄ちゃんに口止めをしておこうと思った。
あたしは最近覚えた薄い化粧を手早くして服を着替え、キッチンでカップ麺でも作っていたお兄ちゃん話しかけた。

以下略



816:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/18(水) 22:05:50.44 ID:/yleCiHto
「お兄ちゃん?」
少し不安になったあたしは反射的にVネックのセーターの胸元を手で押さえた。あたしの顔は赤くなっていたかもしれない。とりあえず動悸は経験したことがないほど早くなっていた。
あたしはそれでも気を取り直した。そろそろ行かないと遅くなってしまう。


以下略



817:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/18(水) 22:07:43.11 ID:/yleCiHto
次にあたしがお兄ちゃんの気まぐれな好意に悩まされたのは、その翌日だった。

その日は突然に雨が振り出して、傘を持っていなかったあたしは妹友ちゃんの傘に入れてもらいながら校舎を出て街中に向かっていた。


以下略



818:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/18(水) 22:09:15.85 ID:/yleCiHto
「じゃあ、あたしもう行くから」
あたしは外見は平静に、でも心中は声をあげて泣きたくなるような気持ちで言った。

「おい」
あたしの気のせいかお兄ちゃんは少し慌てたように声を出した。
以下略



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