410: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:19:36.99 ID:1r0Rv1RGo
星の見えない夜。
すっかり暗くなった道を、ほむらは歩いていた。
411: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:20:04.19 ID:1r0Rv1RGo
「え?」
光そのものが無くなったわけではない。
412: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:20:33.16 ID:1r0Rv1RGo
413: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:21:39.27 ID:1r0Rv1RGo
ほむらが化け物と遭遇していたころ、それを知らぬ播磨はいつもの総合病院で
深夜の清掃アルバイトをしていた。
414: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:22:06.42 ID:1r0Rv1RGo
そして、
一人の少女が見えた。
415: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:23:04.32 ID:1r0Rv1RGo
「食うか」
416: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:23:41.32 ID:1r0Rv1RGo
少女はふと空中を見つめる。何かを考えているようにも見えた。
「マミのやつがくたばったって聞いたからさ」
417: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:25:27.03 ID:1r0Rv1RGo
「違う?」
「ああ。ふつうの人間は、あいつらを見たら嫌悪感を示すだろうな。なんたって、
人間の醜い部分の象徴みたいなもんだからな」
418: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:26:02.70 ID:1r0Rv1RGo
「おい、ちょっと待て」
「なんだ? アタシは忙しいんだよ」
419: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/30(金) 18:27:05.93 ID:1r0Rv1RGo
そう思いつつ、彼は携帯電話を取り出し、電話をかけた。
右耳から呼び出し音が鳴り、二回鳴ったところで低い声が耳に入ってくる。
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