57: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:28:58.05 ID:N5KukWiuo
58: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:30:10.19 ID:N5KukWiuo
夕焼けに染まる街を播磨は歩く。
夏も近づき日が長くなってきたといっても、暗くなるのはそこまで遅くはない。
59: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:30:59.54 ID:N5KukWiuo
「あ、拳児くん」
見覚えのあるツインテールと赤いリボン。それに見滝原中学の制服。
60: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:32:02.28 ID:N5KukWiuo
「あの、播磨さん」
「ん?」
61: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:32:57.34 ID:N5KukWiuo
「もう! 拳児くんとはそういうんじゃないんだよ。エイミーを飼うきっかけを作ってくれた人で、
そういう点で感謝してるの」
「そうなの? それ以外に思いとかあるんじゃないかなあ」
62: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:33:54.49 ID:N5KukWiuo
しかし幸いにも、話題はまどかのほうから出てきたようだ。
「あン?」
63: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:35:26.20 ID:N5KukWiuo
「代償?」
「ああ、リターンにはリスクが伴う。そうじゃなきゃ世の中は成り立たねェ」
64: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:36:58.45 ID:N5KukWiuo
「そろそろ帰るか」
本当はもう少し話をしていたかったけれど、あまり遅くまで付き合っていると、
まどかの父の和久があまりいい顔をしないだろう、と思った播磨は話を切り上げ、
65: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:37:40.00 ID:N5KukWiuo
暗闇に包まれはじめる道を、播磨とまどか、そしてさやかの三人が歩く。
66: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:38:39.47 ID:N5KukWiuo
「ああ……」
「でもわからなかった」
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