33: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/20(金) 23:54:30.55 ID:X2ZN7gRq0
   
  「むっ…」  
    
  『要塞』の要である、コントロールルームの中央の椅子。  
  それにゆったりと腰かける老人が顔を上げた。  
34: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/20(金) 23:57:59.46 ID:X2ZN7gRq0
  
 <<警告、何者かがL−8通路の扉を開放>> 
  
 AIの無機質な声が告げた。 
  
35: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/21(土) 00:07:48.71 ID:aheywumA0
  
 ジャバニカ米と昔の話で花を咲かせていると、近くの電話が鳴った。 
  
 「あれは緊急用の外線だな、繋がるところと言ったらコントロールルームぐらいしか…」 
  
36: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/21(土) 22:24:37.83 ID:aheywumA0
  
 『要塞』の外では兵士が三人程度で警備にあたっていた。 
 セシウムたちは、こちらを見つけない限り襲ってはこないが、いつ見つかるか解らない。 
 気の抜けない警備だった。 
  
37: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/21(土) 22:34:53.46 ID:aheywumA0
 「えっ……」 
  
 突然の出来事に、声が詰まった。 
 ついさっきまで、話していたのに、今はどうだろう? 
 血だけをまき散らすスプリンクラーのように、あたりを赤く染め上げる。 
38: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/22(日) 22:07:18.26 ID:eE9dah700
  
 「よく来たな、ようこそ『要塞』へ」 
  
 インディカ米はひげをさすりながら言った。 
 その顔には特徴的な縦に傷跡が入っており、歴戦の米であることを彷彿とさせた。 
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/22(日) 22:47:00.89 ID:9ZTy+jQ+o
 発想がすごい 
 しかも面白い 
  
 欲を言えばこれを去年のうちに読みたかった 
40: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/23(月) 21:53:55.30 ID:ARGEDOb10
  
 「くそっ!撃て!撃ちまくれ!!」 
  
 外では女警備米を救うべく、仲間警備米がもみがら銃で応射していた。 
 だが、しょせんもみがら。 
41: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/23(月) 21:58:32.02 ID:ARGEDOb10
  
 「駄目ですわ、お兄様ァ……、こいつらにはもっと恐怖を味あわせてやるんです」 
  
 もう一匹の害虫が、コメの背後に立っていた。 
  
42: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/23(月) 22:09:24.55 ID:ARGEDOb10
 勉強めんどいです。 
  
  
 「くっ……クソがぁあぁッ!!」 
  
43: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/24(火) 20:05:51.91 ID:DJX19E0K0
 勉強の合間を縫って、このSSのwikiを書いています。 
 そのうちキャラのイメージ画像なんかもあげられるといいかなと思っています。 
 ですが、学生レベルなんで絶対期待しないでください。マジで。 
  
  
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