過去ログ - 律「閉ざされた世界」
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218:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:15:05.97 ID:AHpyqVlv0
私は嬉しくなって口の端を緩め、
梓の頭に軽く手を置いてから続けた。


「パクリじゃないぞ。オマージュでもない。
以下略



219:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:15:38.79 ID:AHpyqVlv0
「駄目ね。たまたま被ってるって話は法律的には通じないわ。
東に急ぐって書いて『のぼる』って読ませてた俳優が居たけど、
有名な会社と名前が一緒になるからって、裁判で負けた事があるのよ。
本名ならともかく、芸名だものね。
故意にしろ、偶然にしろ、法律的にそういうのは認められないの。
以下略



220:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:16:09.16 ID:AHpyqVlv0
そこまで考えてたわけじゃないけど、和にそう言われるのはこそばゆかった。
何だか私の考えを全部分かってくれてるみたいだ。
ふと思った。
よく考えれば、私達のバンドに一番長く付き合ってくれてるのは和だ。
それこそ梓より、憂ちゃんよりも深く長く付き合ってくれてる。
以下略



221:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:16:37.60 ID:AHpyqVlv0
和が苦笑を浮かべ、私と憂ちゃん、純ちゃんの順で顔を見回す。


「軽音部だから通じるかと思ったんだけど、意外と通じなかったわね。
『ジ・アーティスト』……、三人とも知らないの?
以下略



222:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:17:06.14 ID:AHpyqVlv0
気付けば、和が私に苦笑を向けていた。
『変な話を振っちゃったかしら?』って感じかな。
妙に食い付かれたけど、別に和が悪いわけじゃない。
梓も、まあ、ほとんど初めて出来た軽音部らしい会話にはしゃいじゃっただけだしな。
場を収めるためにも、私は梓の頭を撫でながら、大真面目な顔で皆に言った。
以下略



223:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:17:41.26 ID:AHpyqVlv0
「私の案なんて無駄にしてくれてもいいですって!
それにさっき律先輩、その名前は駄目だって言ってたじゃないですかっ!」


「いやいや、よく思い出すんだ、梓。
以下略



224:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:18:29.40 ID:AHpyqVlv0
「もっといい名前があると思うよね、憂っ?
憂の案もまだ聞いてないし、
憂の考えたユニット名も聞いておかないといけないよねっ?
ほらっ、憂の案を皆に教えてあげてっ!」

以下略



225:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:19:40.57 ID:AHpyqVlv0


今回はここまでです。
長い会議でした。
また、次回もう少し話が進む予定です。


226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/03/10(土) 22:32:05.34 ID:4TQ842RT0
おつ


227:にゃんこ[saga]
2012/03/12(月) 14:14:18.41 ID:1/V17SaX0





以下略



228:にゃんこ[saga]
2012/03/12(月) 14:14:45.57 ID:1/V17SaX0
「ありがとな、和。
キーボード、引き受けてくれてさ」


少し照れ臭かったけど、それはもう一度和に伝えるべき言葉だった。
以下略



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