266:にゃんこ[saga]
2012/03/22(木) 14:08:40.14 ID:uTBomnnF0
私は照れ隠しのために、憂ちゃんに微笑みかけて言ってみる。
「って事で、それは置いといてとにかく……、
憂ちゃんは遠慮なく私の事をりっちゃんって呼んでくれていいぞ!
267:にゃんこ[saga]
2012/03/22(木) 14:10:09.76 ID:uTBomnnF0
今回はここまでです。
梓、ちゃんと同じ部屋にいますが、まだ喋ってません。
何故なのかは次回という事で。
268:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/03/22(木) 14:17:12.39 ID:04NUrMiDO
乙です。
269:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:53:49.52 ID:J932UPGH0
でも、それはまだもうちょっとだけ先の話だ。
私はスティックを掲げると、私の新しい仲間達に向けて宣言してみせる。
「よっしゃ。
270:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:54:30.45 ID:J932UPGH0
ただ殴られるだけってのも悔しいから、
私は鷲掴んだ胸を揉んでやろうと少し手を動かそうとして……、気付いた。
あれ……?
も……、揉めん……。
ブラジャーの硬い感触だけが手に伝わってきて、どうにも揉みようがない……。
271:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:55:06.33 ID:J932UPGH0
私、間違っちゃったのか?
私の思い付きの行動が失敗する事は多いけど、今回も失敗だったのか?
梓の調子を取り戻そうとしてやった事は、完全に失敗だったってのか?
それを梓に訊ねたかったけど、本人に訊く事じゃないってのも分かってた。
272:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:55:33.03 ID:J932UPGH0
だから、私は深呼吸して、軽く笑って見せた。
もし今の行動で梓に嫌われたんだったら、他の所でフォローしよう。
本当に謝らなきゃいけない時はあると思うけど、
自分の不安を消すためだけに謝るなんて、しちゃいけない事だ。
「何でもない。練習、頑張れよ」と私が言うと、「律先輩も」と梓が返した。
273:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:56:35.62 ID:J932UPGH0
「予定通り、一曲目は『翼をください』だ。
いっくぞー! ワン、ツー、スリー、フォー!」
曲が始まる。
274:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:57:33.99 ID:J932UPGH0
純ちゃんも私と同じ疑問を持ったんだろう。
困った表情を浮かべて梓に歩み寄り、軽くその肩を叩いて言った。
「ちょっと……、どうしたの、梓!
275:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:58:36.46 ID:J932UPGH0
勿体無いな、と思う。
梓はあんなに素敵な演奏をしてるし、
歌の特訓をして上手くなってるらしいのに、
緊張でその力を出せなくなるなんて物凄く勿体無い。
何とかしてやりたいな、と感じた。
276:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:59:12.78 ID:J932UPGH0
「まあ、人間の背中に翼が生えても、決して飛べないんだけどね」
「うおーいっ!」
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