76:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:39:37.13 ID:sR4KlcE40
「ほら、これですよ、これ。
律先輩、これをちょっと読んでもらえますか?」
私と梓がオカルト研の変貌に沈黙してる間に、
77:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:40:55.79 ID:sR4KlcE40
「分かって頂けましたか、律先輩……。
封印されたテレポート実験……、人々の消失現象……、
今の私達の状況はこのフィラディルフィア実験によく似ていると思いませんか?
それにその文書の最後の言葉……、
『近くオカルト研もこのテレポート実験に挑戦したい』って……。
78:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:42:56.19 ID:sR4KlcE40
「純ちゃんもよく見つけたよな、こんなレポート。
上手い具合に私達の今の状況とそっくりな事が書いてあるじゃんか。
こりゃ、この実験の内容を知らない人が見たら信じちゃうよ。
だから、澪達には見せないでくれよな。
私と梓だからよかったけど、澪と唯なんかは本気で信じちゃいそうだからさ」
79:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:44:28.88 ID:sR4KlcE40
「撫でないでよ、もー!」
「照れるな、照れるな。
梓だって撫でられるの好きなんでしょ?」
80:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:45:30.42 ID:sR4KlcE40
ありえない考えだと思うけど、そう考え始めるとどうにも気恥ずかしい。
自分が梓にとって特別な先輩だって考えるなんて、それは自意識過剰過ぎるよな。
頭では分かってるのに、ついつい私は黙り込んでしまう。
その私の様子に気付いているのかいないのか、梓もしばらく顔を赤くして黙っていた。
何とも言えない空気がオカルト研の中に漂う。
81:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:50:06.79 ID:sR4KlcE40
今回はここまでです。
純ちゃん目立つなあ。
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage]
2012/02/02(木) 20:51:56.36 ID:O0FoHsQvo
乙
さて・・・?
83:にゃんこ[saga]
2012/02/04(土) 19:26:24.40 ID:I52c+SL00
フィラディルフィア実験……。
昔、都市伝説レベルだけど、そういう実験が行われたという噂がある。
現実に行われたのかどうかは分からない。
ホラーの雑誌に載ってる事から考えれば、
どっちかと言えばリアリティのある話と言うよりはオカルトに近い。
84:にゃんこ[saga]
2012/02/04(土) 19:27:00.30 ID:I52c+SL00
「なあ、純ちゃん。
純ちゃんは私と実験の話をしたいわけじゃなくて、ひょっとすると私と……」
私と梓を連れ出したかったんじゃないか?
85:にゃんこ[saga]
2012/02/04(土) 19:29:12.30 ID:I52c+SL00
「あ、そうだ!」
そうやっていきなり大きな声を出したのは、私達じゃなくて純ちゃんだった。
手を大きく叩いて、何かを思い出した……ふりをしたみたいだった。
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