908:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:47:18.92 ID:ur+gV4mt0
「やめい功刀……今は、そういう時ではない」
更紗が手で顔をぬぐって、
地面に転がっている涙の亡骸に近づく。
909:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:47:59.26 ID:ur+gV4mt0
「何だよ! 何で守れなかったんだ?
あれだけ大言造語ほざいておいて
結局死んだじゃないか!
何で守れなかった!
何で守れなかったんだ? 何で!」
910:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:48:36.64 ID:ur+gV4mt0
津雪はポケットに手を入れて、
小さな注射器を取り出すと、
硲に近づいて、ゾッとするような声で言った。
「悪いけど、少し眠ってな」
911:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:50:45.84 ID:ur+gV4mt0
お疲れ様でした。
次回の更新に続かせて頂きます。
ツイッターなどを通して沢山のご感想、
912:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/04/30(月) 10:12:23.03 ID:kCTETb9Bo
待ってました!!
相変わらずダークな感じがたまらないです
ゆっくりでも全然良いので引き続き楽しみにしてますね〜
913:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:25:23.75 ID:NNs5Kzip0
こんばんは。
低速になってしまいましたが、更新をさせて頂きます。
引き続きお楽しみ頂けましたら幸いです。
914:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:31:19.11 ID:NNs5Kzip0
23.雪の降る夜
「どうしてあんたは適応できないのかな」
そう問いかけられ、硲は肩をすくめて、
915:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:32:06.74 ID:NNs5Kzip0
しばらくしてまた涙が、ぼんやりと呟く。
「あんたは悪い子じゃないって、
あたしは思うんだけどな。性根の問題なのかな」
916:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:33:16.18 ID:NNs5Kzip0
「…………」
「そういうの、考えたこともないな」
「じゃあ今考えなさい」
917:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:34:01.28 ID:NNs5Kzip0
問いかけられて、硲は息をついて、
その場に腰を下ろしなおした。
そして頷く。
979Res/589.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。