156:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:35:03.40 ID:7wzoBWH80
「緑って……。なンの肉だよ、コレ」
「ただのパタフィンクス料理だが? マリネラでは有名ですよ」
「……原料は?」
157:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:37:14.40 ID:7wzoBWH80
「なんだ、マライヒ。彼らに言ったのか」
「気づいたらフィガロが喋り始めちゃってて。いつもみたいに否定されなかったのが嬉しかったな」
デザートが下げられ、六人は食後の酒やお茶を飲んで歓談している。打ち止めは搾りたてオレンジジュース。
158:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:38:50.19 ID:7wzoBWH80
自慢の胸を『無駄』扱いされてショックを受けそうになった打ち止めだったが、一方通行が先に言い返してくれた。もっとも彼は意識する前に口が滑ったらしく、一瞬「しまった」という顔をしていたが。
「そうだよパパ。お姉ちゃんのおっぱい気持ち良かったよ」
159:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:40:41.43 ID:7wzoBWH80
グダグダになった食事を終え部屋に戻り、一方通行と打ち止めはソファに体を沈めてくつろいでいた。
「さっきはミサカのために言い返してくれてありがとね、ってミサカはミサカは嬉しかったのでお礼してみる」
160:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:43:28.20 ID:7wzoBWH80
打ち止めの背中に手を回し、ファスナーを途中まで降ろす。緩んだ首元の部分を剥き、二の腕までワンピースを脱がせた。
これでは両手を自由に動かせないが、打ち止めはされるがまま、焦らない。
一方通行の子供っぽい心理を分かってのことか、単純に情事を楽しむつもりなのか。
161:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:44:45.62 ID:7wzoBWH80
数分の後にベッドに移動し、代わりばんこにお互いを慰め合った。
まだ寝るには早い時間ではあったが、やはり長旅の疲れがあるのだろう。風呂に入ったらもう寝ようという意見で一致した。
162:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:47:18.54 ID:7wzoBWH80
「彼は来てくれるって?」
「快く了承してくれた。だが『直接行く』とはどういう意味かな」
広い宮殿内。屋上へ上がるエレベーターや階段の位置は案内がないと発見しにくいはずだ。しかも宮殿の屋上はひとつではない。
163:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:48:40.03 ID:7wzoBWH80
「ほぉー、それが噂の超能力の一端かな。すごい登場の仕方だ! 詳しく訊きたいなぁ」
「その話は後だ。……俺になンの用がある?」
フィガロと目を合わせる。微かだが、また一方通行の胸に圧迫感が起こった。
164:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:50:35.70 ID:7wzoBWH80
小さな子供の体が光りだす。発光はどんどん強くなり、その中心に見えるフィガロの影が、形が大きくなっていった。
警戒して能力を使用モードのままにしていた一方通行だが、苦しさに眉を潜め、胸に手をやった。
165:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:51:46.50 ID:7wzoBWH80
「この野郎。勝手にナニしてくれやがる」
今の変身は、もちろん一方通行の意思によるものではない。というか、衣装直しじゃないんだから、こんな軽々しくなろうと思ってなれるものでもない。
166:ブラジャーの人[sage]
2012/03/30(金) 17:54:02.10 ID:7wzoBWH80
とりあえずここまで。
通行止めのイチャイチャも久しぶりだ…
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