過去ログ - とある未来の通行止め その3
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596:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 00:37:11.63 ID:XUfJ5ZpI0

目をあけるとそこには、黒い瞳が待っていた。

しかしその目は一瞬で視界から逃れてしまう。次いで現れたのは白い天井。蛍光灯はついていないから、きっと今は昼間だ。

以下略



597:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 00:39:32.66 ID:XUfJ5ZpI0

刺さっている物に気を使いながら、やっとの思いでベッドに座る。

(はぁー)

以下略



598:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 00:42:21.60 ID:XUfJ5ZpI0

「もうすぐお医者さんがくるよ。おれがよんだ」
「そう、かよ。…そこのナースコール、でもよかったんじゃねぇの」
「……しっぱい」

以下略



599:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 00:45:28.16 ID:XUfJ5ZpI0

「ガキんちょ、鏡は?」
「かがみはあそこ」

個室の隅、手洗い場の上の壁には、大人の身長に合わせた鏡が掛けてある。
以下略



600:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 00:48:35.31 ID:XUfJ5ZpI0

鏡で見た自分の顔、姿は一方通行と戦う前のままに戻っていた。強大な力で襲われて、負ったであろう傷も見当たらない。髪はちょっと伸びている気がする。

「水もういい?」
「いい。……護、っつったか。お前はいつまでココにいるんだよ」
以下略



601:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 00:50:43.93 ID:XUfJ5ZpI0

「パパー!」

護はドスのきいた声の主にしがみついた。杖をつく人に対して遠慮がないが、一方通行は堪える。

以下略



602:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 00:57:30.66 ID:XUfJ5ZpI0

その後は二人とも喋らず、ただ睨み合うだけ。見かねた冥土帰しの「難しい話はまた今度にしなさい」という助け舟でもって、
一方通行は部屋を出た。扉が開いた隙に駆け込んできた小さな影は、父親の制止も聞かずに垣根に近寄る。床には点々と水を零しながら。

「! 待て」
以下略



603:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 01:05:58.12 ID:XUfJ5ZpI0

なんてカンジの話が書けたり読めたりしたら面白いのに。

私の垣根に対する愛が足りないから無理だった。

以下略



604:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/22(金) 01:49:01.86 ID:itq68nYDO
>>1大変な乙ぱい
毎日更新されてないかチェックするのが日課になってたよ
良いSSをありがとう


以下略



605:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/06/22(金) 08:51:52.11 ID:4BcSo7auo
乙カレー


606:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/22(金) 10:48:16.77 ID:Oj1gm2W+o
つづきを! はりー!はりー!はりー!  乙でしたい!


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