1:1[saga]
2012/03/13(火) 02:17:58.80 ID:LvNuVMw7o
グロありエロあり地の文ありキャラに名前あり
第一話『はじまりはいつも意味不明』
兄「またかよ!!」
友「まただな……」
兄「くそぉ……この街に住んでる奴らは理性がないのか?」
友「仕方ないだろ? お前の妹、ありえないくらい可愛いんだから」
兄「だからって誘拐するか? そりゃあ俺も脳内では数え切れないくらいハレンチな行為に及んだが……」
友「お前……」
兄「い、いや、今の冗談だよです? と、とにかく誘拐なんて頭おかしいんじゃねーの?」
友「……仕方ないだろ。車が跳ねた泥でさえ、妹ちゃんの顔を汚さない様によけるんだぞ?」
友「無機物にさえ理解出来る可愛らしさとか、人外だろ……」
兄「俺の妹を悪く言うな!!」
友「悪く言った気はないが……すまんかった。それよりも追いかけなくて良いのか?」
兄「そうだな。善は急げと言うし……すーっ」
兄「 犬 召 喚 !」
ズダダダダダダダダダダダダダ!!
犬「ご主人様ー!! ご主人様ー! 貴方が、貴方がー!!」
兄「わ、分かった! 分かったから落ち着け! 俺の顔を舐めるな! 靴を舐めるな! ズボンを脱がせようとするな!」
友「いつも思うけど……お前、死ねば良いのにな」
兄「なんだって!?」
犬「ご主人様ーの敵ですか!? 尻の穴に枝でも突っ込んでやりましょう!!」
兄「待て待て。こいつの言い分も聞こうじゃないか」
友「犬耳美少女に、ありえない可愛さの妹、他にも女の子をたぶらかして……羨ましいんだよ!!」
犬「私はご主人様ーにたぶなんとか、されてるのですか?」
兄「俺たちは健全な飼い主と飼い犬だろ? と言うか、犬は買えば良いし、妹は両親に頼めよ」
友「どこに犬耳美少女が売ってるんだよ! 俺に似た妹とかいらねえよ!!」
兄「わがままな奴め……。もう放っておいて、妹を助けに行くぞ!!」
犬「はい! 匂いを辿りますね!!」
クンクンクンクンクンクンクンクン
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2:1[saga]
2012/03/13(火) 02:19:03.70 ID:LvNuVMw7o
犬「ここです! ご主人様ー! ご褒美にちゅーしてください!!」
兄「お、おう、どこにすれば良い?」
犬「お腹ー! お腹がいいですー!!」
3:1[saga]
2012/03/13(火) 02:20:22.59 ID:LvNuVMw7o
その頃、妹は……。
鬼女「ヒヒヒ、ほーら肉男ちゃん、新しいお友達よ」
肉男「おひょっ!? て、天使だ……天使……!! ママありがとう!! 大事にするね!!」
4:1[saga]
2012/03/13(火) 02:21:10.57 ID:LvNuVMw7o
兄「しかし、迷路面倒だなあ……そろそろ終わったかなー……」
友「終わったって何が!? ま、まさかお前! 妹ちゃんの事を諦めるつもりじゃないだろうな!!」
兄「馬鹿かお前!!」
5:1[saga]
2012/03/13(火) 02:22:18.34 ID:LvNuVMw7o
友「って、なんだよ今度は! 本から魔法陣が飛び出してきたぞ!?」
兄「触らない方がいいぞ。術式が乱れて、お前一人この空間に残る事になるかも知れない」
友「ひいい!? 触らないぞ!! って、なんかこっちに近寄ってくるんだけど!?」
6:1s[saga]
2012/03/13(火) 02:23:35.88 ID:LvNuVMw7o
兄「二階か! 急ぐぞ!!」
ドア、バアアアアアン!!
兄「無事か!?」
7:1[saga]
2012/03/13(火) 02:24:29.92 ID:LvNuVMw7o
その時、友の携帯が振動した。
友(ファック! 今良い所なのがわかんねーのかよ!!)
毒づきながらも、こっそりと携帯を開く。
8:1[saga]
2012/03/13(火) 02:25:40.37 ID:LvNuVMw7o
妹「貴方と交わす言葉は持ち合わせておりませんので、ご遠慮します」
空気が変わった。
鈴を転がすような妹の声。
聴く者を夢の世界へ誘う如くの、幻想的な美しき音色。
9:1[saga]
2012/03/13(火) 02:26:16.78 ID:LvNuVMw7o
第二話『悪夢は続くよどこまでも!!』
兄「おはーよーー」
10:1\[saga]
2012/03/13(火) 02:36:52.91 ID:LvNuVMw7o
兄「……なんだよあいつ」
嬢「ひょっとして、彼も添い寝して欲しいのかしら?」
兄「うげぇ」
11:1[saga]
2012/03/13(火) 02:37:19.71 ID:LvNuVMw7o
友「はぅぃ……すんすん」
生徒会長が手渡したハンカチの匂いを嗅いだ友は勃起した。
友(なんて良い匂いなんだ!!)
12:1[saga]
2012/03/13(火) 02:37:57.18 ID:LvNuVMw7o
兄「あ、ああ……?」
友「……」
会長「んー……もっとぉ……」
13:1[saga]
2012/03/13(火) 02:38:28.44 ID:LvNuVMw7o
猿「まずは我々の話を聞いて貰おうか?」
友「え……なに? 猿? デカくねぇ?」
兄「お前は! 先週の週末に妹と遊びに行った動物園の猿か!?」
14:1[saga]
2012/03/13(火) 02:39:02.20 ID:LvNuVMw7o
その頃妹は……
妹「あ、お兄ちゃんだ」
窓の外、グラウンドを横切り裏山へと走る兄の姿を見つけた。
15:1[saga]
2012/03/13(火) 02:39:30.79 ID:LvNuVMw7o
気に止める様子もなく、ゆっくりと歩んでいたが、ピタリと止まった。
猿術師「どうしたの? 早くいかないと……」
妹「あのね、お猿さん……お兄ちゃんの事、本当に殺さないと駄目なの?」
16:1[saga]
2012/03/13(火) 02:40:09.14 ID:LvNuVMw7o
ブボボボボボボオボボボボボ!!
兄「おあーっ!! 山火事でも起こすつもりか!! ええい! いでよ精霊!!」
水霊「私を最初に呼び出すとは分かってるねー! 分かってる!!」
17:1[saga]
2012/03/13(火) 02:40:58.16 ID:LvNuVMw7o
猿「そろそろ来るか……」
女猿「ねえ、この良い男……犯してもいいかしらぁん?」
猿「好きにしろ」
18:1[saga]
2012/03/13(火) 02:41:31.47 ID:LvNuVMw7o
地霊「うわー……良く転がっ、あああぁぁぁぁ!! 精霊はあの装置からそんなに離れられないんだったーー!!」
友「新キャラっぽいロリっこも転げていく!?」
妹「あれ? 友兄ちゃん?」
19:1[saga]
2012/03/13(火) 02:41:58.69 ID:LvNuVMw7o
妹「お兄ちゃんが裏山に向かってるのを見つけたから追いかけて来たの……」
友「……」
兄「そうか……よしよし……」
20:1[saga]
2012/03/13(火) 02:42:26.10 ID:LvNuVMw7o
第三話『俺の拳は鉄よりも硬い、それでいて錆びる事がない』
大手町の外れに位置する廃工場。
不良の溜まり場として有名なこの場所に自ら訪れる者はない。
21:1[saga]
2012/03/13(火) 02:42:52.05 ID:LvNuVMw7o
下っ端「おや……西瓜さん、どうしたんですか?」
西瓜男「くだらねぇ事やってないで準備をしろ。もうすぐ来るぞ」
下っ端「へへへ……ひょっとしたら俺たち死ぬかも知れないんですぜ? 最後に楽しんだっていいでしょう」
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