過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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554:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:30:47.33 ID://P1Hl+o0
雪と霧が眠りにつき、絆は頭を抑えて息をついた。

渚にも早めに休んでもらっている。

純は、相変わらずペラペラと数式が
以下略



555:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:31:33.31 ID://P1Hl+o0
確かに、純は普通のバーリェよりも
格段に強く体がつくられている。

組成的には命に近い。

以下略



556:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:32:18.50 ID://P1Hl+o0
立ち上がろうとして失敗した絆を見て、
純が代わりに立ち上がり、インターホンに近づく。

「はい、こちら273号室です」

以下略



557:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:32:55.51 ID://P1Hl+o0
「それとこれとは別問題だと、私は思います。
私は客観的事実を述べているに過ぎず、
非難を受けるいわれはございません。
拘束規定事項第二十三条四項に……」

以下略



558:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:33:30.31 ID://P1Hl+o0
彼女は横目で、また椅子に座り込んで
本を読み始めた純を睨むと、絆に言った。

「夜分遅く失礼しますわ。
少し、お話したいことがありますの」
以下略



559:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:34:08.26 ID://P1Hl+o0
「その様子だと、
一斉攻撃から生還したみたいだな。
良かった。安心したよ」

「……別に心配をされるいわれはありませんわ。
以下略



560:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:35:01.86 ID://P1Hl+o0
椿は、純が自分のことを一瞥もしないことに
多少苛ついたのか、荒く息を吐いて、
テーブルにコーヒーの缶を置いた。

「で……何の用だ? 
以下略



561:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:35:40.57 ID://P1Hl+o0
「…………」

黙り込んだ椿に、絆は続けた。

「バーリェの力については、
以下略



562:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:36:23.59 ID://P1Hl+o0
「絆特務官。あなたは今、幸せですか?」

唐突にそう問いかけられ、絆は一瞬言葉に詰まった。

彼女の問いの意味を推し量ることが出来なかったのだ。
以下略



563:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:37:01.46 ID://P1Hl+o0
絆は、コーヒーの缶をテーブルに置いて息をついた。

そして口を開く。

「怖いよ。いつでも怖い。
以下略



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