過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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611:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:05:42.45 ID:Xk7rhViu0
「私達バーリェは、あなたという一個人に
対して特別な興味を抱いています。
少々お時間をとらせていただき、
一つ質問をしてもよろしいでしょうか?」

以下略



612:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:06:16.87 ID:Xk7rhViu0
「不思議な事に、この子……『圭』は、
それに対して満足しているようなのです。
その理由が、しかし圭自身にもよく分からないようです」

「俺は……」
以下略



613:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:06:56.04 ID:Xk7rhViu0
「誰だって死にたくないだろう。
俺だってそうだ。
生きたいと願うのが当たり前だ。
だから俺は、お前達を守ると決めたんだ」

以下略



614:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:07:32.90 ID:Xk7rhViu0
「理解しようとはしなくていい。
別に理解しなくても、俺はお前達を否定したり、
利用したりはしない。
だから……な? 一緒に、生きていこうよ」

以下略



615:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:08:10.80 ID:Xk7rhViu0
「桜……」

「絆様、お元気でしたか?」

ニッコリと微笑んで、桜は頭を深く下げた。
以下略



616:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:08:48.26 ID:Xk7rhViu0
そして絆の手を引きながら歩き出す。

「……絃様は、世界の持つ歪みに気づいてしまわれました。
元老院の隠している大きな事実を、知ってしまったのです」

以下略



617:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:09:31.11 ID:Xk7rhViu0
「え……?」

呆然として絆は立ち止まり、桜を見下ろした。

「バーリェを作るシステムが起動したから、
以下略



618:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:10:15.27 ID:Xk7rhViu0
「存在しないシステムから、
君達は生み出されてるっていうのか?」

「この世には存在しませんが、
相違的な多元次元境界には存在しています。
以下略



619:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:10:54.12 ID:Xk7rhViu0
「じゃあ……死星獣を根絶やしにすることは
出来ないっていうのか?」

桜は一瞬とても寂しそうな顔をした。

以下略



620:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 19:11:24.89 ID:Xk7rhViu0
「元となる天使が存在しているのか……!」

「はい。元老院が持っています。
絃様は、その破壊を大義名分に、
元老院を見つけようとしています」
以下略



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