過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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519: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:19:54.15 ID:9hN7J/Nz0
「何か暖かいものでも用意するよ。そんなに固くなっていたら、話したいことも話せないだろうからね」

「……ありがとう、ございます」

先ほど詢子と知久が向かい合っていたテーブルで、今度はスゥと詢子が向かいあう。
以下略



520: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:21:27.62 ID:9hN7J/Nz0
長い時間が過ぎていた。
これほどの長い時間、誰かと言葉を交わしたのは、まどかと一緒に病院にいた頃以来だとスゥは思った。
夜は更に深まり、日付もいよいよ変わって久しく。
それだけの長い時間、スゥは静かに言葉を紡ぎ続けていた。

以下略



521: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:21:59.75 ID:9hN7J/Nz0
「そっか。まどかは……本当に世界を救ったんだな。すごいや、本当に」

「本当だね。まどかは間違ってなかったんだ。すごいな、僕達の子供は」

そう言って、詢子も知久もどこかはにかんだように、弱弱しく笑った。
以下略



522: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:22:53.81 ID:9hN7J/Nz0
「ありがとうございます。……信じてくれるなら、私も思い残すことなく行けます」

「……まどかの所に、かい?」

スゥは、小さく頷いた。
以下略



523: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:24:08.38 ID:9hN7J/Nz0
「あんた……本当に」

その姿は、英雄という現実味のない言葉に圧倒的な現実感を与えるほどの力強さを持っていた。
気圧されたように詢子が口を開く。

以下略



524: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:24:55.86 ID:9hN7J/Nz0
「……そりゃあ、一体どういうことなのさ」

「好きなんです。まどかのことが、この世の誰よりも大好きなんです。
 だから、もしも私がまどかと一緒に帰ってきたら……まどかを、私にください」

以下略



525: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:25:39.50 ID:9hN7J/Nz0
「なら、何の問題もないさ。でもあんたらはまだ未成年だ。ちゃんと成人するまでは家に来な」

「ちょっと驚いたけど、僕もそれがいいと思うな。
 それに君がまどかと添い遂げるなら、君も僕達の家族の一員だ。
 君さえよければ、ずっと家にいてくれてもいいと思う」
以下略



526: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:27:10.50 ID:9hN7J/Nz0
「どうやら近くの人たちが気付き始めたみたいだ。急いだほうがいいかもしれないね。
 見られたらきっと困るだろうし、君は早く行ったほうがいい」

嗚咽に混じって、人の声やどうにも騒がしい気配が近づいてきた。

以下略



527: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/24(木) 22:35:50.68 ID:9hN7J/Nz0
次回、最終回です。


>>505
101番目が完全に人類の手を離れてしまいましたからね。
以下略



528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/05/25(金) 00:43:11.97 ID:2/OwD5/qo
乙です。
半年か。マジで乙です。

このスレに触発されて無印からFinalまで再プレイしたけど、
どれひとつとノーミスクリアできなかった。


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