過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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6: ◆1UOAiS.xYWtC[sage]
2012/03/26(月) 05:15:08.77 ID:5OyPL7Mao
ゆっくりと近寄るたびに、ワルキューレの顔が憎悪に歪む。
何がしかの意図があって淫魔の国へ潜り込んだ。
そこには、恐らく穏やかではない何かがある。

拘束され、膝をついて二人の淫魔に挟まれている彼女へ近づき、同じく膝をついて目線を合わせた。
以下略



7: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:15:43.75 ID:5OyPL7Mao
勇者「……堕女神」

堕女神「はい」

呼び寄せる必要もなく、勇者の傍らに立っていた。
以下略



8: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:16:18.99 ID:5OyPL7Mao
ワルキューレ「やめろ!……クソ淫魔どもが!こんな事をしてただで済むと……!」

堕女神「…はしたないですね。……この状況で逃げられると、本気で思っているのですか?」

黒く輝く右手が、ワルキューレの口元を塞ぐ。
以下略



9: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:16:47.19 ID:5OyPL7Mao
ワルキューレ「か……えせ……」

うわごとのように、彼女の唇が力なく動いた。

ワルキューレ「私の……力……かえし……て……」
以下略



10: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:18:39.35 ID:5OyPL7Mao
堕女神「…彼女は、どうしましょうか」

勇者「だから近づいてこいって。任せられそうな奴は?」

堕女神「はい。サキュバスAなどは。彼女は尋問にも拷問にも長じております」
以下略



11: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:19:14.27 ID:5OyPL7Mao
地下牢にワルキューレが投獄されている。
力をほぼ完全に奪われ、もはや抵抗する気力も無く手枷をはめられ、跪くような姿勢で天井から吊られて。
身を包むものは全て剥がされ、ボロ布一歩手前の粗末な貫頭衣のみ。
かつて恩寵を纏っていた天界の戦士の面影は、すでにない。
流れるような肩までの金髪と白い肌は美しさを保っているが、それだけに、痛々しい。
以下略



12: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:19:42.73 ID:5OyPL7Mao
サキュバスA「さて。とりあえず、お聞きしましょうか?」

大袈裟に手を振りながら近づき、腰を落としてワルキューレの耳元に口を寄せる。

サキュバスA「ねぇ。……あなた、『処女』?」
以下略



13: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:20:17.36 ID:5OyPL7Mao
拷問、という言葉に身を震わせる。
恐ろしげな言葉が、冷え切った陰鬱な空間と相まって、残酷な実感を湧かせた。

よく見れば、周囲の空間にはいくつもの恐ろしげな器具が並んでいた。
血糊が膠のように張り付いた布をかぶせられた、棺のような物体。
以下略



14: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:21:04.42 ID:5OyPL7Mao
サキュバスA「うふふ……今、怖がらせちゃった?ごめんなさいね、可愛くてつい」

小馬鹿にするかのように、ゆるく抱き締めて彼女の後頭部に手を当てる。
まるで、泣く子をあやすかのようだ。

以下略



15: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:21:53.63 ID:5OyPL7Mao
ワルキューレ「やめ……離、せ……っ!」

サキュバスA「ダメよ。……本当に、可愛いわぁ。どうイジメてあげようかしら?」

陶酔するように、好き勝手に尻肉を揉みしだく。
以下略



16: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:22:36.32 ID:5OyPL7Mao
サキュバスAが、壁面の装置へと手をかけた。
鉄製のハンドルを回せば、ワルキューレの頭上から古めかしく金属が軋む音が聞こえた。
手枷に繋がれた鎖は、頭上のいくつかの滑車を介して、壁面のハンドルへと繋がっているようだ。
頭上で拘束された手枷が緩やかに持ち上がる。
肩へ僅かに痛みが走り、手枷が持ち上がるのに合わせて立つ。
以下略



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