過去ログ - 黒井社長「行くぞっ!!青二才っ!!」(アイマスSS)
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14:1
2012/03/29(木) 12:30:42.50 ID:lnWJ8GSr0
「これだけの設備と環境、どうやらこの教団にはまだまだ裏がある。私はもう少し調査してから帰国する」

「で、でしたら俺達も一緒に……」

「駄目だ」
以下略



15:1
2012/03/29(木) 12:35:29.64 ID:lnWJ8GSr0
しかし俺達は彼女達の心までは治してやることは出来なかった。精神面での治療も施してはいたが、それ以上に彼女達の心の傷は深刻なもの
だった。フラッシュバック―――何の前触れもなく過去のトラウマが甦り、患者をひどく苦しめる精神疾患である。彼女達はそれに苦しめられた。
それから半年の間に、フラッシュバックを起こしたひとりが突発的に施設の窓から身を投げ、もうひとりは度重なるフラッシュバックで徐々に心が
弱り、ベッドの上で眠るように息を引き取った。これで助け出した少女達はツキコひとりだけになってしまった。ツキコもフラッシュバックに苦し
んでいたが、彼女は夜になると月を見て落ち着きを取り戻すので、他のふたりより精神的に安定していたのが助かった要因らしい。
以下略



16:1
2012/03/29(木) 12:39:07.32 ID:lnWJ8GSr0
「キキキキキキキキキキキキミィィィィィィィィッッッッッッ!!!!!!??????」

ズバシュッ!!手に持った缶コーヒーが一瞬で沸騰して、缶が爆発する。どんな怒り方だよっ!?

「ちょっ、ごごご誤解ですってボスッ!!(ナイフが)あああ危ないっ!!(ツキコから)ててて手が離せないいいいぃぃぃいっ!!」
以下略



17:1
2012/03/29(木) 12:46:25.96 ID:lnWJ8GSr0
「ええ、俺も聞こうと思ってました。今日ここに来たという事は、遂に分かったんですね?」

「やはり優秀だねえ君は。これも私の『黒の教育』によるものだな」

「そんな妖しいもの受けた覚えはありませんよ。ただそろそろかなと予感していたんです……ツキコの身元が判明するのが」
以下略



18:1
2012/03/29(木) 12:51:25.89 ID:lnWJ8GSr0
「では私は仕事に戻るよ。引き続きツキコの世話を頼む。何かあったらすぐに連絡するように」

「分かりました。引き続き任務を続行します」

「フンッ、大げさに言いおって。ちなみに先ほどツキコを手籠めにしていたことは、しっかり部下の皆に報告しておくぞ」
以下略



19:1
2012/03/29(木) 12:54:36.35 ID:lnWJ8GSr0
「ほらツキコ見てみろ、今晩は月が綺麗だぞ」

「ずっと曇りだったから辛かったな。今日はいくらでも起きてていいぞ」

「くろも大目に見てくれるさ。もしくろが怒ったら、俺がぶん殴ってやる」
以下略



20:1
2012/03/29(木) 13:00:29.69 ID:lnWJ8GSr0
「これから私が話すことは他言無用だ。絶対口外しないように、君が墓場まで持って行ってくれたまえ」

ボスの言葉から只ならぬ雰囲気を感じる。しかし俺だってツキコの為に死ぬ覚悟はある。ツキコが助かるならどんな秘密だって飲み込んでやる。

「分かりました。必ず守ります」
以下略



21:1
2012/03/29(木) 13:08:44.48 ID:lnWJ8GSr0
「私はね、ツキコの催眠術が上手くいったら、ご当主にツキコの里親になってもらうように頼んでみるつもりだ。今回は流石の私でも催眠術をか
 けてもらう約束を取り付けるだけで精一杯だったが、機会はまだこれからいくらでもある。ツキコを見れば、ご当主だって気に入ってくれるさ」

「その時はお供しますよ。ツキコの世話役として、俺はその人が里親にふさわしいかどうか判断する義務がありますからね。任せられないと思っ
 たら、向こうがその気でも渡しませんよ」
以下略



22:1
2012/03/29(木) 13:10:24.64 ID:lnWJ8GSr0
「こんにちわツキコちゃん。おじちゃんは四条ゆうねん。よろしゅうな」

「あお……こわいよぅ……」

あれ?ツキコは人見知りなので初対面の人相手には恥ずかしがって上手く話せないことがあるが、怖がることなんて無かったんだけどな。
以下略



23:1
2012/03/29(木) 13:14:11.97 ID:lnWJ8GSr0
「どうして?どうしてつきこをおいてかえっちゃうの?」

「大丈夫だツキコ。ただ、今ツキコはちょっと具合が悪いから、この家で蝶のおじさんに治してもらわないといけないんだ」

「またきてくれる?」
以下略



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