過去ログ - 朋也「ヴァイオリンの音色……?珍しいな……」
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20:
2012/03/30(金) 20:39:25.11 ID:S2fDDXur0
朋也「とりあえずは、あいつの思うようにやらせてやったほうがいいんじゃないのか?」

仁科の事を考えると、裏で杉坂とこういう風に話をしているのを知ったら、それはそれで悲しむだろう。
自分の都合のせいで、友達を困らせているのだから。

以下略



21:
2012/03/30(金) 20:41:36.98 ID:S2fDDXur0
その日。仁科達とは別件で、少々やっかいな問題が起こっていた。
古河渚。ふとしたきっかけで、俺は彼女の演劇部設立の手伝いをしていた。
部を設立する為には、いくつかの条件を満たさなければならない。
少なくとも三人以上のメンバー。部の顧問。そして、部室の用意だ。
部室の用意と、三人以上のメンバーは確保出来ていた。当人である古河に、俺の知り合いの藤林姉妹。
以下略



22:
2012/03/30(金) 20:43:26.14 ID:S2fDDXur0
二年の教室へと向かう途中で、昼休みの終わりを告げる予鈴が鳴った。

朋也「あ……もうそんな時間だったか」
古河「気づかなかったです」

以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/03/30(金) 20:44:26.26 ID:E+HnDqsCo
杉坂ェ…


24:
2012/03/30(金) 20:45:18.53 ID:S2fDDXur0
午後からの授業は、寝て過ごす。
そしてHRが終わり、放課後に。

古河「行きましょう」
朋也「いや、待て。放課後なら、教室に行くよりかは、確実に仁科の居る場所がわかる」
以下略



25:
2012/03/30(金) 20:47:44.61 ID:S2fDDXur0
中には、相変わらず仁科と杉坂、それにこの前一緒にいた女生徒もいた。

朋也「よぅ」

挨拶をして、中に入る。すると、杉坂が訝しげな目で俺達のことを見てきた。それとは反対に、仁科は顔を綻ばせた。
以下略



26:
2012/03/30(金) 20:49:48.03 ID:S2fDDXur0
春原「おまえ、あいつらと知り合いなの?」

教室を出ると、春原が聞いてきた。

朋也「ああ、ちょっとな」
以下略



27:
2012/03/30(金) 20:52:08.40 ID:S2fDDXur0
朋也「話の進捗状況はどうだ?進んだか?」
古河「えっと……困っています」
朋也「どうした、話してみろ」
古河「仁科さん、合唱部を作りたいそうです」
朋也「合唱部?」
以下略



28:
2012/03/30(金) 20:54:31.71 ID:S2fDDXur0
朋也「……他の先生をあたってみるか?」

妥協案を出してみる。

仁科「当たってみましたけど……顧問をしていないのは、幸村先生と、後は教頭先生と校長先生ぐらいでした」
以下略



29:
2012/03/30(金) 20:55:54.02 ID:S2fDDXur0
春原「さっきも言ったけど、こっちは上級生だからね。放っておけば、向こうが引いてくれるよ」
古河「それはダメです。私たちは、一緒のはずです。同じスタート地点にいたはずです。ですから、少し年上だからって、そんなことで決めてしまってはダメです。
   しかも、こっちは私ひとりです。入部希望は……。あの子にも、嘘をついてしまいました。あの子は頑張って、必死で三人集めたんです。
   スタートは同じでも、もう差はついてしまってるのかもしれません」
朋也「………………」
以下略



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