過去ログ - 純「ういろう? じゃなくて憂ロボか」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 18:56:23.67 ID:QIXqOO8O0

こんにちは、鈴木純です。
私もファンクラブが欲しい! ……なんて思いにふける、この頃な純ちゃんです。

ある日の放課後、いつもどおり部室でお茶をしていたら奥田さんが壊れました。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 18:57:45.86 ID:QIXqOO8O0
化学部のクラスメイトから借りてきたのか、化学実験室から拝借してきたのか、白衣を羽織った奥田さんが両手を広げて雄叫びを上げる。

直「憂先輩、今日こそは年貢の納め時です!」

憂「え? 奥田さんどうしたの?」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 18:59:25.28 ID:QIXqOO8O0

純「まぁまぁ、奥田さん。落ち着きなって。私のドーナツをちょっとあげよう」

本日のお茶のお供であるドーナツをちょんびりとちぎって口元へ運んであげる。

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:01:13.85 ID:QIXqOO8O0

ちょっとたじろいで梓が仕切り直す。

梓「じゃあ奥田博士」

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:02:44.21 ID:QIXqOO8O0

ようやく立ち直った憂が奥田博士に疑問をぶつける。

憂「でも、奥田さんは私の弱点とかはもう気にしないことにしたんじゃなかった?」

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:05:11.15 ID:QIXqOO8O0

梓「悪いけど弱点もなしに攻めたところで奥田さんが憂に勝てるとは思えないよ」

梓が奥田博士を諭す。
沈痛な面持ちで語りかけるあたり、梓もかなりノッている。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:06:13.80 ID:QIXqOO8O0

奥田博士がその憂を叩きながら顎を突き出して得意面になる。

直「名付けて憂ロボです!」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:07:05.46 ID:QIXqOO8O0

直「今のは鳴き声なので意味はないんです」

梓「あ、そうなんだ……」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:08:07.80 ID:QIXqOO8O0

奥田博士が突き付けてきたのは三本勝負で、それぞれ数学の暗算と、料理の皮むきと、奥田博士の私生活について、という組み合わせだった。
一番目と二番目も事前に練った感じがありありと臭うけど、とりわけ三番目の勝負のインチキ臭がすごい。
勝負事にしていいのかという出発点で既に怪しい。
きっと憂でなくたって誰も知らないし、別段知らなくてもいいと思う。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:09:06.44 ID:QIXqOO8O0

始められた勝負はひと言で言うなら、せこかった。
奥田博士もっと頑張れ、と言いたい心境にさせられた。
まず暗算だけど、机に問題用紙を広げて数字を睨む憂に対して、「ピ・ポ・パ・ポ」と効果音を出す憂ロボのお腹の蓋がパカッと開いて、中から電卓が出てきた。
この時点で私たちは例外なく「えぇー……」と不満の声を漏らしたけど、更にひどいのは電卓を叩くのが奥田博士自身という人力だったことだ。
以下略



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