過去ログ - 純「ういろう? じゃなくて憂ロボか」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:27:19.03 ID:QIXqOO8O0

梓「おぉ……見る間に元気になった」

梓が頬ずりしている二人を見て感嘆する。
常に潤いを持っている憂も今はいっそう瑞々しい。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:29:06.03 ID:QIXqOO8O0

憂ロボ「オ、オネーチャーン!」

じりじりと梓の傍へ寄っていくと、突如として限界を迎えた憂ロボが吠えて大きく煙を吐いた。

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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:31:17.93 ID:QIXqOO8O0

直「憂ロボは完璧だったはずなのに、なぜ……」

純「奥田さ……奥田博士。この2人を見てもまだわからない?」

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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:32:28.60 ID:QIXqOO8O0

そこへ目に涙を湛えた梓がやってきて膝を突いた奥田博士、いや奥田さんへ歩み寄る。
私は困惑気味のスミーレと目があったので、いいから空気読んでおいて、と合図するが私とスミーレが空気を読めていないわけではないだろう。
私と代わるようにして梓が奥田さんに寄り添う。
その時に上履きが足元の借り物の白衣を踏んづけてしまった粗相は見なかったことにした。
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:34:17.35 ID:QIXqOO8O0

ふと平沢姉妹の方へ目をやると、憂がお姉ちゃんの胸に顔を埋めて眠っている。
普段は完璧な憂が滅多に見せることのない無防備な表情で、姉に甘える妹の姿だ。

純「しあわせそうな顔しちゃって」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:35:29.89 ID:QIXqOO8O0

ところで唯先輩がいらしたということは、他の御三方がお越しになってもおかしくわないわけで。
唐突に素っ頓狂な声が室内を駆け抜ける。

律「じゃじゃーん!」
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:36:30.00 ID:QIXqOO8O0

梓「せ、先輩方!」

梓も奥田さんと絡んですっかり出来上がっているものの、勢ぞろいした先輩たちに混乱しているらしい。
おう、と軽く応えて律先輩が部室を見回す。
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:38:17.94 ID:QIXqOO8O0

唯先輩を確保したあとの律先輩たちの行動は早かった。
逃げ出したサルを網で掬ったあとの飼育員のようなやりきった顔できびきびと撤収にかかる。
そこへスミーレと談笑していたムギ先輩も話を切り上げて加わる。

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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:39:33.61 ID:QIXqOO8O0

向かってくる足音に振り返った奥田さんの顔が唯先輩の両手に優しく挟まれた。
憂と同じ色彩の目が笑う。

唯「憂はとーっても優しくて怒らないけど……憂のこと、泣かせたりしないでね? 私いちおー、憂のお姉ちゃんだからさー」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:41:37.33 ID:QIXqOO8O0

純「ん? 奥田さん、どうかした?」

直「……え、えっ!? あ……いえ、その」

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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:42:49.21 ID:QIXqOO8O0
唯「えへへ。それじゃね〜」

そうこうしている間に、唯先輩は憂とひとしきり別れの抱擁を交わし終え、私たちに軽く手を振りながら、待っている律先輩たちの中へ戻っていく。

気のせいか、その背中が颯爽として私は一瞬見惚れた。
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