15:以下、VIPPERに代わりましてGUNMARがお送りします[sage saga]
2012/04/27(金) 19:39:49.13 ID:K/pzjmt80
なにこれすごいたのしみ
織莉子は色々な可能性があるおいしいキャラだね。
それとお節介だが改行と空白行は入れてくれ、若干読みにくい
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/05/03(木) 21:03:29.09 ID:GFxfXkYfo
期待
まどかのことは視なかったのかな?
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:25:04.97 ID:r7NxxgN10
五限目の、本日最後の授業が終わった。この後は、美国織莉子の言った通り、マミと彼女と、そしてあの小さな黒髪の子との共同戦線で魔女を狩ることになる。授業の間の小休止時間に彼女から入ってきたテレパシーによると、放課後、昇降口で待っていて欲しいとの事だった。
『そういえば、どうしてテレパシーが使えるのに授業中に話しかけて来なかったの?』
『だって、急に頭の中に声が響いたらびっくりしちゃうでしょう』
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:25:40.49 ID:r7NxxgN10
「お、来た来た!遅いよ、黄色いの!」
下駄箱で待っていたのは、例の黒くて小さい、あの無礼な子――たしか名前は呉キリカといったか――だった。ニカッと笑う口から覗く鋭い八重歯とその童顔から、彼女がいったい何歳なのか見当がつかない。
八重歯。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:26:56.42 ID:r7NxxgN10
――――――――――
――――――
――
彼女はひっそりと佇んでいた。両手を回しても抱えきれないほどの大樹の裏にひっそりと、その気配を大気中に溶け込ませ、静謐に、まるで存在しないようにそこに在った。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:27:48.27 ID:r7NxxgN10
歩き始めてから一言も口を利かなかった織莉子が、唐突に口を開いた。
「その予知は絶対のものではないのだけれど、当る確率は、とても高い。殆どの場合に当る、と言ってしまっても良いかしら。とにかく、私はその能力を使って、魔女の発生地点をほぼ確実に当てる事が出来る」
「"ほぼ"っていうのは……つまり外れることもある、ということ?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:28:17.77 ID:r7NxxgN10
ここにおいてもいちゃつき始めた二人に苛立ちを感じながら、マミはあばら家に近づいていく。この苛立ちの正体は、いったいなんなのだろう。ついぞ感じた事のない、彼女ら――いや違う、「彼女」へと向けられた感情、それは。
そのあばら家の状態は、とてもひどいものだった。木造のそれは造りも古く、割れた窓ガラスと桟に溜まった砂埃が、長年人が棲んではいない事を物語っている。近くにでかい道路があるせいだろうか、ひどくふすぐれ、全世界の雨雲をこの一点に凝縮したように壁面は汚れ果てている。
そこは、まさに廃墟だった。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:33:49.69 ID:r7NxxgN10
第1話以上。
ずっと孤独に戦ってたのに、目の前でリア充どもがいちゃついてたらそりゃ腹立つよね、というお話。
結構書いたつもりだったのに、書き込んでみたらたった5レスだったでござる。
タイトルにある通り第一話はプロローグ的なもので、次回から織莉子ちゃん視点での本編開始です。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/05(土) 12:34:19.00 ID:r7NxxgN10
上げるの忘れてたから上げておきます
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/05(土) 12:50:39.97 ID:WcAd00cno
乙!
織莉子キリカはああ言ってるけど、なんか企んでるじゃないかなと思っちゃう
やっぱラスボス系だからかな
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/05(土) 12:52:06.87 ID:VEt4VweRo
>>マミは、古文などという現代社会を生き抜くのに全く必要が無いと思える
マミさんの厨二っぷりをこっち方面で表現するSSは初めて見た
乙
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