115: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:07:57.45 ID:wjxL0IG/0
由香「どこも……入れそうにないよ……」
美琴「まったくね」
116: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:09:01.35 ID:wjxL0IG/0
美琴「理科室っぽいけど……あまりよく見えない」
真っ暗な部屋。
ただ、手近にある机の先端に、白い陶器製の流し台が付いていた。
117: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:09:44.84 ID:wjxL0IG/0
美琴「ちょっと引っ張るけど、じっとしててね」
背の低い床から見ると、1m位でもかなりの高さがあるように見えるのだろうか。
美琴は由香の手首から右手を離すと、背中を抱きかかえるようにした。
118: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:10:27.69 ID:wjxL0IG/0
美琴「うっ……何、このにおい……」
由香「油臭いよぉ……」
119: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:10:55.96 ID:wjxL0IG/0
120: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:11:35.28 ID:wjxL0IG/0
由香「ひゃうっ!!」
美琴「…………」
121: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:13:34.58 ID:wjxL0IG/0
由香「ひやああああ!!」
美琴「え!?」
122: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:14:16.51 ID:wjxL0IG/0
123: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:14:56.37 ID:wjxL0IG/0
美琴「人体模型じゃないの。びっくりさせるなっつーの」
正体が分かった"それ"に対して、やれやれと言いたげな視線を向ける。
124: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:15:51.87 ID:wjxL0IG/0
由香「ううっ……」
その正体が分かってなお、怯えきってしまっていた。
体をびくつかせ、今にも泣き出しそうといった様子で、美琴の手を握り締めている。
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