117: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:09:44.84 ID:wjxL0IG/0
美琴「ちょっと引っ張るけど、じっとしててね」
背の低い床から見ると、1m位でもかなりの高さがあるように見えるのだろうか。
美琴は由香の手首から右手を離すと、背中を抱きかかえるようにした。
118: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:10:27.69 ID:wjxL0IG/0
美琴「うっ……何、このにおい……」
由香「油臭いよぉ……」
119: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:10:55.96 ID:wjxL0IG/0
120: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:11:35.28 ID:wjxL0IG/0
由香「ひゃうっ!!」
美琴「…………」
121: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:13:34.58 ID:wjxL0IG/0
由香「ひやああああ!!」
美琴「え!?」
122: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:14:16.51 ID:wjxL0IG/0
123: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:14:56.37 ID:wjxL0IG/0
美琴「人体模型じゃないの。びっくりさせるなっつーの」
正体が分かった"それ"に対して、やれやれと言いたげな視線を向ける。
124: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:15:51.87 ID:wjxL0IG/0
由香「ううっ……」
その正体が分かってなお、怯えきってしまっていた。
体をびくつかせ、今にも泣き出しそうといった様子で、美琴の手を握り締めている。
125: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:16:31.43 ID:wjxL0IG/0
美琴「…………」
何となく――違和感を感じた。
126: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:17:24.89 ID:wjxL0IG/0
しかし、美琴が疑問に抱いたのはそこではなかった。
学園都市の一部の研究機関は、実験やその検証に用いる必要から、そこまで突き詰めて製作された人体模型を所有している。
それこそ、筋肉の研究を主とした機関の場合だと、そうした精巧な人体模型に人間の血液を流し、神経細胞にも電気信号を流しての実験を行っているぐらいだ。
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