262: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/10/04(木) 01:11:38.34 ID:2ytvna2r0
黒崎「くそっ!!」
263: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/10/04(木) 01:12:22.74 ID:2ytvna2r0
初春「お、落ち着いて下さい」
黒崎「これが落ち着いてられるかよ!!中に刻命がいるってのに、何もできないってのがよ!!」
264: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:13:19.89 ID:2ytvna2r0
黒崎「な、何だよ!!」
すぐに我に返り、そんな初春にほぼ喧嘩腰といった感じで怒鳴りつける。
265: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:14:25.03 ID:2ytvna2r0
黒崎「……悪かったな」
初春「構いませんよ。それよりも、あっちの入口へ……って、え?」
266: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:15:13.23 ID:2ytvna2r0
黒崎「…………」
恐る恐る、目の前の開きかかった引き戸に歩み寄る。
本当に信じられないと言いたげな顔つきで。
267: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:15:39.45 ID:2ytvna2r0
黒崎「飾利ちゃんは俺の後ろに回ってくれ。何かあったらいけねぇから」
初春「は、はい」
268: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:16:19.60 ID:2ytvna2r0
あの時――美月サンに強制的にやらされた、生徒会室の掃除。
刻命や、島田も付き合わされて、大掛かりにやって。
大方片付いた所で――あのおまじないをやって。
269: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:16:46.52 ID:2ytvna2r0
黒崎「……開けるぞ」
初春「ええ……」
270: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:17:21.71 ID:2ytvna2r0
271: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/10/04(木) 01:17:48.37 ID:2ytvna2r0
不快感を催しそうな、甲高い軋みを上げながらも――右方向へとスライドした。
図工室の内部の照明は、一つも灯っていない。
背後にある、廊下の蛍光灯が――入口付近の床と、その前で身を固くしている黒崎と初春の二人に、無機質な光をただ照らしつけていた。
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